ミシェル・ウィリアムズ扮する母親が世界一の大富豪に挑む 『ゲティ家の身代金』予告編&場面写真

 5月25日公開の映画『ゲティ家の身代金』より、予告編と場面写真が公開された。

 “世界中のすべての金を手にした”と言われた、世界一の大富豪である石油王ジャン・ポール・ゲティ。1700万ドル(当時のレートで約50億円)の身代金を要求された彼の孫の誘拐事件の裏側で、誘拐犯と身代金を拒むゲティの間で戦い続けた人質の母親の姿を描く。

 誘拐されたポールの母親アビゲイル・ハリス(以下ゲイル)を演じるのは、『ブルーバレンタイン』『マリリン 7日間の恋』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたミシェル・ウィリアムズ。誘拐犯とゲティという2つの敵と闘う勇敢な“普通の母”を演じている。また、ゲティに誘拐犯との交渉のために雇われた元CIAのフレッチャー・チェイスを演じるのは、『ディパーテッド』『テッド』と、コミカルからシリアスな役までその幅広い演技力に定評のあるマーク・ウォールバーグ。さらに、世界一の大富豪・ジャン・ポール・ゲティを、『人生はビギナーズ』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したクリストファー・プラマーが演じる。

『ゲティ家の身代金』予告編

 今回公開された予告編では、プラマーの迫真の演技から、ゲティの狂人ぶりと、この事件の異常さを感じることができる。また、息子を救出するために奔走する母親役のウィリアムズは、この異常な事件の真の主人公としての存在感を遺憾なく発揮している。

 さらに、一挙公開された場面写真では、立ったまま驚いた様子で電話をするゲイルの緊迫した状況が伝わってくるカットや、誘拐され憔悴しきった表情で空を見つめているポール。そして、警察車両の横で凛々しい表情を浮かべるチェイス、犬を横に携え、荘厳な雰囲気の屋敷でどっしりと構えるゲティの姿が写されている。また、誘拐犯と睨み合い、悲惨な状況でも折れない心が見て取れるポールのカットや、その息子を救うべく、チェイスとともに奮闘するゲイルのカットも。お金ではなく息子に対する純粋な愛情に突き動かされる、ゲイルの“母の強さ”が確認できる1枚だ。

■公開情報
『ゲティ家の身代金』
5月25日(金)全国公開
監督:リドリー・スコット 
出演:ミシェル・ウィリアムズ、クリストファー・プラマー、ティモシー・ハットン、ロマン・デュリス、チャーリー・プラマー、マーク・ウォールバーグ
脚本:デビッド・スカルパ
原作:『ゲティ家の身代金』ジョン・ピアースン著(ハーパーコリンズ・ジャパン刊)
配給:KADOKAWA
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公式サイト:http://getty-ransom.jp/

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