星野源が“0歳のお母さん”にかけた言葉の温かさ 『コウノドリ』第3話を振り返る

 佐野は、精神科医で鬱の治療ができることに。気づくこと、次に繋げること。生まれた瞬間から、赤ちゃんとお母さんの変化を見続けていくことが産婦人科のできることだ。そして、駆けつけた康孝(ナオト・インティライミ)の「俺たちは二人で一つ」という言葉に、四宮はこう告げる。「人間は二人で一つになんかなれない。死ぬまで一人だよ。たとえ夫婦でも、別々の人間だからお互いを尊重しあう。それで初めて助け合えるんだろ」。子育てを美化してはいけない。人に頼ってこその子育て。サクラの「赤ちゃんが0歳なら、お母さんもお父さんも0歳ですよ」という言葉が佐野の気持ちをさらに和らげる。

 第3話のラストでは、倉崎が緊急搬送されてくる。白川(坂口健太郎)は、以前彼女と四宮がカフェで親密そうにしているのを目撃しており、それが言い出せずにいた。彼女の姿に「マジかよ……」と驚く白川。次週の予告では、四宮と倉崎が廊下で話しているのを、白川がこっそり物陰から覗くシーンが。2人の間にどのような関係があるのか、第4話で明らかになるかもしれない。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
金曜ドラマ『コウノドリ』
TBS系にて10月13日(金)スタート 毎週金曜22:00〜放送
(初回15分拡大スペシャル)
原作:鈴ノ木ユウ「コウノドリ」(講談社「モーニング」連載中)
出演:綾野剛、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、清野菜名、浅野和之、江口のりこ、星野源、大森南朋、佐々木蔵之介、古畑星夏ほか
プロデューサー:峠田浩
製作著作:TBS
(c)TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/kounodori/

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