『あなそれ』波瑠、許すまじ!? 不倫被害者が考える復讐シナリオ
W不倫の泥沼を描いたドラマ『あなたのことはそれほど』(TBSテレビ)が、最終回に向けてさらにドロドロした展開を迎えている。6月6日に放送された第8話では、主人公・美都(波瑠)が離婚届を出そうとするも、夫の涼太(東出昌大)がそれを認めず、なかなか離婚が成立しない様子が不気味に描かれた。一方で、相手方の有島夫婦の家庭も、光軌が不倫を白状したことで地獄の様相に。また、美都のマンションでは彼女の不倫を告発する怪文書がばら撒かれるなど、不幸の連鎖は止まらない。
自らも不倫され、離婚した経験を持つ西田和子氏(仮)は、『あなたのことはそれほど』の展開に憤慨しつつ、怪文書に書かれた「バカ女に制裁を」とのスローガンに共鳴するひとりだ。同氏は不倫被害の当事者として、美都にはもっと徹底的な罰を与えるべきだと語気を荒くする。
「不倫をされていることがわかると、悔しくて憎たらしくて惨めで、居ても立ってもいられないものですが、その矛先をどこに向けるべきかは、相手との関係性やその人の性格によって分かれるところでしょう。配偶者への愛情が深ければ、憎むに憎めずに相手方に矛先が向くでしょうし、逆に愛情がすでに冷めている場合は、いかに有利な条件で離婚するかを考えると思います。そういう視点で4人の関係性を眺めてみると、愛情が複雑に絡み合っているからこその、不平等な関係性が見えてきます。
・美都は離婚して光軌と一緒になりたい。離婚できればハッピー。
・涼太は離婚したくない。憎むべきは光軌。離婚してもしなくても不幸。
・麗華は光軌も美都も憎い。良い条件で離婚できれば少しはマシ。
・光軌は麗華と別れたくない。離婚したら不幸。美都との再婚は微妙。
もしこのまま話が進んで、美都の離婚が成立し、光軌と結ばれたとしたら、彼女の一人勝ちです。また、もし離婚が成立しなかったとしても、美都は自分の好きなように行動したわけだし、涼太は変だけど怒ったりはしないわけで、大して罰が与えらえるわけではありません。そう考えると、多くの人々が『制裁を』と考えるのはごく自然ではないでしょうか。彼女の性根を叩き直すには、法の力だけでは不十分です」
もし自分が麗華の立場になったら、SNSなどを駆使して周囲を巻き込みつつ、相手を追い詰めると同氏は続ける。