永井豪原作『鋼鉄ジーグ』モチーフのイタリア映画、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』公開決定

 永井豪原作アニメ『鋼鉄ジーグ』をモチーフにした映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』が、2017年5月に公開されることが決定。あわせて、ティザービジュアルと特報映像が公開された。

 

 イタリア・アカデミー賞とも言われる第60回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で、最多16部門ノミネート、最多7部門を受賞した本作は、1975年から1976年にかけて日本で放送された永井豪原作アニメ『鋼鉄ジーグ』をモチーフにしたダークヒーロー・エンターテインメント。テロの脅威に晒される荒廃したローマ郊外を舞台に、あることがきっかけで超人的なパワーを得た孤独なチンピラのエンツォが、日本製アニメ『鋼鉄ジーグ』の熱狂的なファンであるアレッシアを守るため、正義に目覚めていき、闇の組織のリーダーであるジンガロに立ち向かう模様を描き出す。

 本作が長編監督デビューのガブリエーレ・マイネッティがメガホンを取り、主人公エンツォ役を『海と大陸』のクラウディオ・サンタマリア、敵のジンガロ役を『グレート・ビューティ/追憶のローマ』のルカ・マリネッリがそれぞれ演じる。

『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』特報

 このたび公開されたティザービジュアルには、フードを被ったエンツォが、ローマ郊外の町を見下ろす様子が捉えられている。一方、俳優の遠藤憲一がナレーションを担当した特報映像では、超人的な力を手にしたエンツォと、闇取引の最中に殺された、エンツォが世話になっていた“オヤジ”の娘アレッシアの姿が映し出されている。『鋼鉄ジーグ』の原作者・永井豪からはコメントが寄せられている。

永井豪(マンガ家)コメント

犯罪と汚濁まみれのローマの下町で、アニメヒーロー『鋼鉄ジーグ』に憧れる女性の為、
正義の戦いに立ち上がる“男の純情”が美しい!!
「ガンバレ、君は鋼鉄ジーグだ!!」

■公開情報
『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』
2017年5月より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順
監督・音楽・製作:ガブリエーレ・マイネッティ
脚本:二コラ・グアッリャノーネ
撮影:ミケーレ・ダッタナジオ
編集:アンドレア・マグオーロ
美術:マッシミリアーノ・ストュリアーレ
衣装:メリ・モンタルト
録音:ヴァレンティーノ・ジャンニー
音楽:ミケーレ・ブラガ
出演:クラウディオ・サンタマリア、ルカ・マリネッリ、イレニア・パストレッリ、ステファノ・アンブロジ、マウリツィオ・テゼイ、フランチェスコ・フォルミケッティ、ダニエーレ・トロンベッティ、アントニア・トルッポ、サルヴォ・エスポジト、ジャンルカ・ディ・ジェンナー
原題:Lo Chiamavano Jeeg Robot /2015/イタリア/カラー/119 分/ 日本語字幕:岡本太郎
提供:ザジフィルムズ/朝日新聞社
配給:ザジフィルムズ
(c)2015 GOON FILMS S.R.L. Licensed by RAI Com S.p.A. - Rome, Italy. All rights Reserved.
公式サイト:www.zaziefilms.com/jeegmovie/

関連記事