【漫画】小学六年生の女子が寝坊……どうやって起こす? あの手この手で刺激する漫画『モーニン!』

 無遅刻・無欠席を達成中の男の子・ダイチ。新学期を迎えたなか、彼は集団登校の班長として同級生の女の子・春花を迎えに行くが、登校時間になっても彼女は夢の中を彷徨っていた。春花の姉とともにダイチはあの手この手で春花を起こそうとするがーー。

 SNS上で公開されている漫画『モーニン!』はダイチの奮闘が愉快に描かれる作品。果たして春花は新学期を笑顔で迎えることができたのか。

 本作は作者・永丼さん(@N_donburi)が感じていたとある思いが創作のきっかけとなっているのだという。作品の裏話について、話を聞いた。(あんどうまこと)

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『モーニン!』(永丼)

ーー本作を創作したきっかけを教えてください。

永丼:わたしは新学期がイヤでイヤでしかたがない子どもだったんです。でも実際に学校へ行ってみると、学校はそこまで酷いわけじゃないと感じることがほとんどで。自身が感じていた不安を少しでも軽くしてあげられるような、読んだ後に少し安心できる漫画を描きたいと思ったことが本作を創作したきっかけです。

ーー本作を描くなかで印象に残っているシーンは?

永丼:本作のクライマックス、主人公のダイチが改めて春花に学校に行こうと誘うシーンがお気に入りです。序盤のようにとにかく春花を起こそうとするのではなくて、その人なりの理由があるかもしれないという気づきを踏まえたうえで、春花に学校へ行こうと誘っている。夏樹も春花の姉として家族の優しさがありますが、それとはまた違う、他人だからこその優しさが描けた場面になったと思います。

ーーダイチが「面白いヤツいっぱいいるクラスだよ」と話すシーンでは、描かれる同級生もみな、それぞれに魅力あるキャラクターばかりでした。

永丼:「この子たちにも、それぞれ長所も短所もあるんだろうなぁ」と考えながらクラスメイトを描きました。「春花と仲良くなってくれるといいな」と思いながら描いていたので、あたたかなクラスとして感じてもらえたら嬉しいです。

ーー序盤のダイチ・夏樹が春花を起こそうと試行錯誤する過程はクライマックスとは対照的に、愉快な様子が印象的でした。

永丼:春花を起こす場面はコメディパートなので、絵として分かりやすくて、自分が描いていても楽しいアイテムをたくさん使おうと思って考えました。

ーー春花の部屋をはじめ、眠木家の内装は女の子の住む家として可愛らしく思いました。

永丼:「女の子の部屋だぞー!」と自分に言い聞かせながら、小物をちまちまと描いていました。ダイチは男兄弟しかいない家庭で育っているので、春花の部屋では少し居心地の悪さも感じていたかもしれません。

ーー漫画を描きはじめたきっかけを教えてください。

永丼:子どものころから漫画が好きで好きで。自分だけの世界を自分の手で作ることができるということにとてもワクワクして、チラシの裏紙やノートに色々な漫画を描いていました。

ーー今後の活動について教えてください。

永丼:「子どものころの自分が読んだら嬉しいだろうな」と思える漫画を描いていきたいです。わたし自身が楽しいと思うものを作り、それを読んだ人にも楽しんでもらえたら最高に嬉しいです!

 それとは別に、ここ数年は挑戦したいテーマがあるんです。言葉にすると「人それぞれ」や「多様性」といった一言になってしまうのですが、そういうことは言葉だけではなかなか実感できないと思っています。物語を読んだ結果として自然に「人それぞれ」であることや「多様性」を感じてもらえるような漫画を描くことを目標のひとつにしています。

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