乃木坂46 金川紗耶「アイドルとして活動できる時間は決して長くはない」 グループ加入8年目の風景

 乃木坂46・金川紗耶。2018年に『坂道合同新規メンバー募集オーディション』に合格し、4期生としてグループに加入。ファッション誌『Ray』の専属モデルとしても活躍するほか、地元である北海道でラジオパーソナリティを務めるなど幅広く活躍している。

乃木坂46 金川紗耶1st写真集『好きのグラデーション』通常版表紙(撮影/三宮幹史)

 そんな彼女にとって初となる写真集『好きのグラデーション』(DONUTS/主婦の友社、2026年6月30日発売)は、美しい自然に囲まれたクロアチア・ドゥブロブニクを舞台に、等身大の姿を切り取った一冊。撮影が行われたのは2025年秋──座長を務めた乃木坂46『39thSG アンダーライブ』とも重なる時期だったが、本人は「いろんな夢が重なった期間だった」と笑顔で語る。写真集の撮影エピソードのほか、グループ加入から8年を経た今の思いを聞いた。

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4年前から思い描いていた「写真集」

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ーーまず今作のオファーを受けた時の気持ちを教えてください。

金川紗耶(以下、金川):写真集はずっと目標にしていたので、本当に嬉しかったです。母親に「写真集が決まったよ!」と連絡したら喜んでくれて。驚きと同時に「叶ったな」という気持ちが強かったです。

ーー写真集発売が告知された際にも「目標に掲げてきた写真集」とコメントされていましたね。

金川:2022年に同期の賀喜遥香が写真集を出した頃から「わたしがもし写真集を撮影できたら」とイメージしながら“写真集”という名前のフォルダを作っていて。やりたいカットやイメージを全部そこに詰め込んでいました。

ーー実際にそのアイデアは提案されましたか?

金川:提案したアイデアの中には、実際に採用された衣装やカットもあります。写真集チームは普段から『Ray』でお世話になっているスタッフの皆さんだったので、安心してたくさん相談させていただきました。編集者さんと私のアイデアを形にしながら、チームの皆さんと一緒に作り上げた一冊になったと思います。

ーー撮影中はどんなことを意識されていましたか。

金川:とにかく、ちからを入れずに「普段の私でいること」を意識していました。今回は「アイドルらしさ」は出さず“素の自分”でいられるように、旅行に来ているような感じで楽しむように臨みました。

ーー4種の表紙だけを見ても、かわいらしい表情から大人っぽい雰囲気があり表情の幅広さを感じました。通常版の表紙は、ファーストポーズとして撮影された写真とのことですが、どのような心境でしたか?

金川:実は、撮影前からハプニングが起きていて。予定では撮影開始の前日にクロアチアへ到着する予定だったんですが、トランジットに時間が合わなくて、トルコに急遽1泊したんです。その翌日の早朝便に乗って、当初の撮影開始日にクロアチアへ着いて、そのまま撮影が始まりました。

ーー予定がズレてしまって、撮影前にテンションが下がったのでは?

金川:そうならないようにスタッフのみなさんが助けてくださいました。「このハプニングも楽しもう!」と声をかけてくださったので、私も「今を楽しもう!」と思えて。現地に到着してから、より一瞬一瞬を楽しもうと思っていました。だからこの表紙の表情は「楽しもう!」という気持ちから生まれたカットですね。

乃木坂46 金川紗耶1st写真集『好きのグラデーション』楽天ブックス限定版表紙(撮影/三宮幹史)

ーー楽天ブックス限定版の表紙はガーリーさが表れていますが、その一方でセブンネット限定版表紙のように大人っぽいカットも印象的です。

金川:(楽天ブックス限定版は)衣装もチェック柄でミニスカートのワンピースですし、髪型も前髪があるツインテールなので幼さが出ていて、かわいらしいカットですね。

 セブンネット限定版の表紙は、旧市街で撮影したのですが、街の雰囲気も着ていたドレスも綺麗で大人っぽくて、自分でもお気に入りのカットです。Sony Music Shop限定版は横顔のキレイなラインが出ているカットが使われていて。この一冊で、ギャップを感じてもらえるように写真セレクトでも表情の幅広さを意識していたので、手に取ってもらった方は「こういう表情もあるんだ!」と感じてもらえる写真集になったと思います。

乃木坂46 金川紗耶1st写真集『好きのグラデーション』セブンネット限定版表紙(撮影/三宮幹史)
乃木坂46 金川紗耶1st写真集『好きのグラデーション』Sony Music Shop限定版表紙(撮影/三宮幹史)
乃木坂46 金川紗耶1st写真集『好きのグラデーション』(撮影/三宮幹史)
乃木坂46 金川紗耶1st写真集『好きのグラデーション』(撮影/三宮幹史)

アンダーライブと重なった写真集撮影


ーー撮影が行われたのは2025年の秋。座長を務めたアンダーライブ開催後とのことで、かなりハードな期間だったと思います。

金川:写真集を出すことは夢でしたし、センターに立つことも夢だったので、いろんな夢が重なった時期だったんです。どんなに大変でも、写真集が形になることを想像すると「ぜったいに無駄にしたくない」と思えたので、頑張ろうと思っていました。

 ライブの終盤には、座長として自分で考えた言葉をひとりで話す時間もありました。それも私にとって初めての経験でしたが、すごく成長できたなと思います。そのライブを経てから、写真集を撮影できて。すごく大変な時期だったんですけど、振り返るとすごく楽しかったなと思います。

ーーこれまでも金川さんはそのような苦難にぶつかる時に自分を追い込んで乗り越えるタイプでしたか? それとも重くとらえすぎず楽観的に考えるタイプですか?

金川:どっちだろう……。でも常に自分を追い込みすぎるのも良くないと思っていて。できるだけ頑張るし、一生懸命やる。でも、ちゃんと抜くところは抜くし、自分にご褒美もあげる。そのバランスは意識しています。この写真集でも撮影が終わってから、自分へのご褒美として飛行機でポテトチップスをたらふく食べてました(笑)。

ーー以前からも、そのように乗り越えてきたんですか?

金川:グループに加入したばかりの頃は、力を抜くことを知らなかったんです。常に全力で一生懸命でした。休業を経験して、いろいろ考えた結果、自分には少し力を抜くくらいが合っているのかなと思うようになって。「頑張りすぎず、でも一生懸命やる」ということを大事にしています。

ーー加入8年目を迎えて、後輩も増えました。『乃木坂、逃避行。SEASON2』では後輩に向けて「辛いことを経験するのは大事だけど、先輩には頼ってほしい」と話されていましたが、金川さんご自身は誰かに頼ることができていましたか?

金川:最近は誰かに頼ることも増えましたけど、今までは抱え込んでいました。だから後輩が辛い気持ちを言えなかったり、一人で抱え込んでしまったりする気持ちもすごく分かるんです。それでも、私には全部話してほしいなと思ってしまいます。自分が辛い思いをしたからこそ、後輩には同じような思いをしてほしくないという気持ちがあります。

ーー後輩メンバーと接する時に意識していることはありますか?

金川:後輩に会ったら、自分から話しかけに行くことを意識しています。できるだけ辛い思いをしてほしくないので、一緒に楽しめる時間を増やしたいなと思っています。日常での会話で笑ったり、面白いことを言ったり。そういう時間を増やしたいですし、あとはべったりくっついて気軽に甘えてもられるような雰囲気を作れるようにしています。

 私は家族への愛がすごく強いんですけど、後輩には家族のような気持ちで接しているところがあります。妹がいる長女として育ったこともあり、年下の子にはすごく話しかけやすくて、後輩は妹みたいに感じることもあって。だから何かあったら私が慰めるよ、みたいな気持ちでいます。

「人が変わったみたい」8年間で見つけた“今を楽しむ”という感覚

ーー2019年のブログ(※1)で、「(インタビューなどで)言いたいことが言えない。うまく伝えられない」と書かれていました。

金川:今でも得意ではないです。昔から人前に出るのがすごく苦手で、国語の授業で先生に当てられて教科書を読まなきゃいけない時ってあるじゃないですか。その時も、自分に注目が集まるのが恥ずかしくて泣いてしまうくらい苦手でした。今でも得意ではないんですけど、割り切れるようにはなっていると思います。もしアイドルをしていなかったら、今でも人前に出ると話せなくなってしまうタイプのままだったと思います。

ーーそんな苦手意識がある中で、アンダーライブでのスピーチはいかがでしたか?

金川:ファンの方からは、あまり話すのが得意じゃないイメージを持たれていると思うんです。おバカさんみたいなイメージもあるので(笑)、私があんなふうに話せるとは思っていなかった方も多かったんじゃないかなって。私は上手に言葉をまとめて話すタイプではないので、とにかくまっすぐ伝えることを意識していました。シンプルな言葉だったかもしれないですけど、自分の思いをしっかり込めて話せたと思います。実際に泣いてくださった方もいて、私自身も「やってよかったな」と思えるスピーチになりました。

ーーグループ加入から8年が経ちました。8年間を振り返ってみていかがですか?

金川:人が変わったみたいだなと思います。加入したばかりの頃は、奥手で人見知りでしたし、自信もありませんでした。でも、ガッツとやる気だけは誰にも負けないくらいあって、とにかく一生懸命頑張っていたんです。でも今は「頑張る」だけでなく、「今を楽しむ」という気持ちが強くあります。自分のことも好きだし、周りにいてくれる人のことも大好きだし、本当に毎日が楽しいなと思えるようになりました。

 8年目になって、アイドルとして活動できる時間が決して長くはないことも、少しずつ感じています。だからこそ、今の時間を大切にしたいですし今はとにかくアイドルでいられることを楽しもうという気持ちで活動しています。

■書誌情報
乃木坂46 金川紗耶1st写真集『好きのグラデーション』
価格:2,650円(税込)
発売日:2026年6月30日
発行元:DONUTS
発売元:主婦の友社

参照)

※1)水を1日5本飲むんだ、。金川紗耶
https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/55217?ima=2547&cd=MEMBER

▪️衣装
ブラウス 11,000円/NOT YOUR ROSE(HANA SHOWROOM)
スカート 12,100円、シューズ 14,850円/ともにAimeine(エイメン)
ネックレス 7,200円/ento accessory
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