信州の怖い話を集めた怪談集『長野怪談』刊行へ 松本城、善光寺、上高地、八ヶ岳など県内各地の怪異を網羅
丸山政也による怪談集『長野怪談』(竹書房怪談文庫)が発売された。
本書は、長野県在住の怪談作家・丸山政也が信州各地に伝わる怖い話・不思議な話を蒐集した一冊。特定の市町村に偏ることなく、信州全域を網羅した怪談集として編纂された。
収録されるのは、松本城の堀に浮かぶ女の顔を描いた「堀の顔」(松本市)、恋人と訪れた地で怪異に遭遇する「善光寺怪奇譚」(長野市)、開かずの間から老婆が覗く「憐れむ目」(千曲市)、霊道物件にまつわる「佐久平のマンション」(佐久市)、塩尻峠に出現する不気味な石仏を扱った「分水嶺の貌」(塩尻市)、諏訪湖畔に現れる彼岸の客人を描く「濡れた紙幣」(諏訪市)、雪の下から伸びる死者の腕の話「痣」(駒ヶ根市)、怪奇現象が多発する山岳地帯を題材にした「上高地怪異録」(松本市)、八ヶ岳連峰山中に出現した謎の柱を描く「黒い柱」(茅野市)など。
著者の丸山政也は、2011年「もうひとりのダイアナ」で第3回『幽』怪談実話コンテスト大賞を受賞。「奇譚百物語」「信州怪談」各シリーズや、『九重奇談』『怪談心中』『怪談実話 死神は招くよ』『恐怖実話 奇想怪談』などを手がけている。共著に『エモ怖』『村の怖い話』、「怪談七変幻」「てのひら怪談」「みちのく怪談」「瞬殺怪談」「怪談四十九夜」各シリーズなどがある。
あわせて、本書未収録の書き下ろし短編を収めた限定特典ペーパー2種類の配布も決定。トップカルチャー蔦屋書店では「岩を背負う男児」、平安堂(一部店舗を除く)では「谷底」が配布される。なお、トップカルチャー蔦屋書店の特典ペーパーは長野県内店舗とEC限定での配布となる。配布開始時期および配布方法は店舗によって異なり、在庫がなくなり次第終了となる。
■丸山政也コメント
長野県において「長野」という言葉は、しばしば県都である長野市のみを指して使われる。
我々県民が、県全体を指す際に「信州」という呼称を好むのは、そうした不可侵の区別があるからだろう。『長野怪談』と銘打ったタイトルではあるが、その芯にあるのは正統な「信州怪談」の系譜である。
特定の市町村に偏ることなく、可能な限り、全域を網羅した怪談集として編纂にあたった。
いわば、信州観光の裏ガイドブックとでも呼ぶべき一冊である。
■書誌情報
『長野怪談』
著者:丸山政也
価格:825円(税込)
発売日:2026年5月29日
出版社:竹書房
■フェア情報
書店別 限定特典ペーパー配布
対象作品:『長野怪談』
特典:
・トップカルチャー蔦屋書店:書き下ろし短編「岩を背負う男児」(長野県内店舗とEC限定)
・平安堂:書き下ろし短編「谷底」(一部店舗を除く)
※配布開始時期および配布方法は店舗によって異なる
※在庫がなくなり次第終了
※配布状況は各店舗に問い合わせ