町田啓太が振り返る、“逆風ばかり”の俳優人生「ダンサーとしての夢も20歳の時に諦めた」
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』『光る君へ』『グラスハート』『10DANCE』『九条の大罪』など話題作への出演が続く俳優・町田啓太の活動15周年を記念したアニバーサリーフォトブック『sign』が、2026年5月12日に小学館より発売された。
本書は東京・ソウル・台北を中心とした3つの地域で、それぞれの地で活躍する3名のフォトグラファーが撮影。さらに、初となる書き下ろしエッセイも収録され、町田啓太の「今」が立体的に表現された一冊となっている。3冊セット・計240ページの大ボリュームを特製ケースに封入した永久保存版の書籍だ。
会見に登壇した町田は、「本当にあまり普段大きなことは言わないんですけれども、本当にいいものができたなと思います」と挨拶した。
完成した作品を手に取った感想を聞かれると、「まずやっぱり重みがいいなと(笑)。いい重さだなと思いました。3冊セットなので少し重量はあるんですけれど、いろんな重みにも捉えられて、感慨深いなと思います。思いもそれぐらいたくさん込めたので、それも乗っかって、より楽しんでもらえるんじゃないかなと確信が持てました」と自信をのぞかせた。
東京、ソウル、台北の三都市で撮影された本作。お気に入りのカットを聞かれると、ソウルからはサプライズで15周年を祝われた流れで撮影されたホテルでのピザパーティーカット、台北からは2月の極寒の中で撮影された花火カット、東京からは初舞台を踏んだ銀河劇場でのカットをチョイスした。
さらに、「こういう最初の気持ちを忘れずにいたいなと改めて思いました。またここからしっかり頑張っていこうと思えた時に撮った写真です」と選んだ理由を語った。
20周年、30周年に向けて挑戦したいことについて聞かれると、「20周年の時は40歳、30周年の時は50歳ですね。とにかく元気ではいたいです。先輩たちをたくさん見ていると、生き生きとされているので、粋な感じでいたいなと思いますね。たくさんいろんなことをインプットして、それをまたアウトプットできるようにしていきたい」とコメントした。
15周年を振り返り、どんな俳優人生だったかを問われると、「本当に楽じゃなかったというか、もちろん今もなんですけど、一つ一つ、裸足で砂利道を歩いてきたような感覚があったんじゃないかなと個人的には思っています」と回答。
続けて、「最近は『順風満帆だったんじゃないですか』と言っていただくことが多いんですけど、どちらかというと逆風ばかりだったなと思いますし、今も逆らっていってる感じではあります。でも、そういう方が意外と楽しかったりもする。飛行機も逆風に向かって飛んでいきますし、浮力を得て飛ぶので、いろんな風に背中を押してもらいながら挑戦させてもらったり、支えてもらったりしてきました。そういうものをたくさん受けて、だんだん飛べるようになってきたのかなと思います」と語った。
この15年間で最も大きな壁や山だった出来事については、「本当にたくさんあるんですけど、初舞台をした銀河劇場での出来事ですね。そこで怪我をして降板になってしまって、初舞台を最後までしっかり務められなかったという悔しさがすごくあったんです。それがきっかけで、好きだったダンスも、ダンサーとしての夢も20歳の時に諦めたりもしたので、『もう何も諦めたくない』という気持ちや、自分への苛立ちも含めて、全部俳優業に注ぎ込んで頑張ろうと決めた時が、僕の中ではすごく大きかったと思います」と振り返った。
最後に今回のフォトブックの自己採点を求められると、「もう100点で! それ以上でもそれ以下でもなく、本当にたくさん力を貸してくださいました皆さんのおかげです。僕自身も想像以上の、想像していなかったものを作らせてもらいましたし、絶対に皆さんに楽しんでもらえる作品になったと思います」と笑顔を見せた。