『キャプ翼』『アオアシ』『ブルーロック』がW杯優勝に向けてコラボ Jリーグ「百年構想リーグ」開幕を彩る名作は?
2月より特別大会として開催されるJリーグ百年構想リーグ開幕戦に、サッカー漫画ファンにはたまらないコラボプレゼント企画が発表された。
Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) X(@J_League)より
『キャプテン翼』(高橋陽一/集英社)『アオアシ』(小林有吾/小学館)『ブルーロック』(ノ村優介・金城宗幸/講談社)のイラストがあしらわれたブランケットが、「Jリーグ百年構想リーグ」開幕戦で累計76万枚配布される。
歴史の転換点を彩る豪華過ぎるラインナップ
遂に変革の時を迎えた2026年度のJリーグ。2026年2月に「Jリーグ百年構想リーグ」という特別大会が開催され、その後秋春制がスタートとなり、欧州の主要リーグと同じく「8月開幕・翌年5月閉幕」のスケジュールとなる。慣れ親しんだこれまでの春秋制でのリーグ戦は2025シーズンを以て見納めとなる。
そんなJリーグの歴史の転換点とも言えるタイミングで、日本サッカーの歴史にも大きな影響を与えた3作品が開幕ゲームの目玉プレゼントに採用されたことは決して小さくない意味を持つと考える。
開幕戦プレゼントに3作品が選ばれたことの意義を考察
日本サッカー黎明期、まだJリーグが産声をあげるよりもはるか前、1981年に週刊少年ジャンプにて連載が開始された『キャプテン翼』。まだ日本が1度も出場したことすらないW杯での優勝という、途方もない夢を掲げた主人公、大空翼。その熱は全国のサッカー少年に飛び火し、やがて日本国内を飛び越え、メッシやイニエスタをはじめとした世界の名だたるプロサッカー選手からも愛されるほどに多大な影響を与えた。
その後、現実がまるで『キャプテン翼』の世界に追いつこうとするかのようにW杯の初出場からの8大会連続出場、ベスト16の常連ともなりつつある。
さらにはリバプール、アーセナル、ブライトン、バイエルンミュンヘンといった世界の名だたる強豪クラブに日本人選手が所属し、欧州5大リーグのクラブチームにも多くの選手が在籍するまでに至った。
大空翼に憧れ、プロサッカー選手を目指したサッカー少年は数知れない。日本サッカー界に及ぼした貢献度は計り知れないだろう。
そして今回のコラボ作品の中でもJリーグとの関係値が特に深い作品がJリーグユースチームを舞台とした『アオアシ』だ。Jリーグ屈指の強豪クラブ「東京シティエスペリオン」のユースチームのセレクションに合格した青井葦人の濃密な1年間のサッカー人生が描かれる。
「育成」を物語の重要なテーマに掲げ、プロのサッカー選手になる為の成長の過程が丁寧に描かれた本作。サッカーの魅力をより1段深く味わえることは勿論、Jクラブから世界基準の選手を輩出するという、リーグ自体の更なる発展の予感を感じさせてくれる。地元のJクラブに誇りを持って後押しをしたくなる、そんな衝動を掻き立てられるのだ。
さらに世界を驚かせる為に、日本サッカー界に必要なピースは「絶対的なストライカー」の存在であることは間違いないだろう。未だかつて世界のトップオブトップと言える、圧倒的なストライカーは日本には誕生していない。決定力不足がことあるごとに議論されるこれまでの日本サッカー界。その歴史をブチ破る爆発力を持った作品が『ブルーロック』だ。
最強のストライカーを産み出す為の施設、通称青い監獄と呼ばれる「ブルーロック」に集められた300人のストライカーが生き残りをかけてサバイバルする、これまでのサッカー漫画の常識を嘲笑うかのような刺激的な本作。
協調性や規律が評価されがちなこれまでの日本代表に足りなかったピース。己のエゴを全開にただゴールを求める獣のような絶対的なFWが、本作品をきっかけに爆誕する〜そんな未来を願って止まない。
Jリーグの誕生、歴史、そして更なる進化を目指して。そんな想いが込められたことが想像できる、日本サッカー漫画にその歴史を刻んだ3作品のコラボレーションに高揚する気持ちを抑えられないファンも多いことだろう。
ぜひともJリーグ百年構想リーグ開幕戦に足を運んで、この貴重な1枚を手に入れてほしいところだ。