『ちいかわ』例年続きグッズ化も恒例のクリスマスエピソード 2026年正月は「一富士二鷹三茄子」登場か?

 イラストレーター・ナガノがSNS上で連載している漫画『ちいかわ』。2025年12月24日にはクリスマスに関するエピソードが投稿され、ファンを中心に大きな話題となった。本稿では2025年の内容とともに、過去に投稿されたクリスマスのエピソードを振り返りたい。

 2025年のクリスマスイブに投稿されたのは「クリスマスの精」衣装に身を包んだちいかわ・ハチワレ・うさぎの3人。サンタ帽をかぶった鎧さんからブーツ型のお菓子を貰うちいかわ・ハチワレと、手で「くれくれ」とせがむうさぎ。お菓子が入ったブーツを履きながら遊ぶ様子が描かれた。


 クリスマスに関する独特な衣装に身を包むエピソードは近年の『ちいかわ』で恒例となりつつある。2024年に描かれたのはチキンの衣装(?)を着たちいかわ・ハチワレが描かれた。トナカイに食べられそうになるが、食べきれなかったシュトーレンになったうさぎが登場し、捕食の難を逃れた。


 2023年に3人はクリスマスの名物クッキー・ジンジャーマン風の衣装に身を包んでいる。サンタクロースに「ラッキー白コアラのセーター」「寿司ゲタ」「ウォークマン」がほしいとお願いしたものの、表れたのはセーター・ゲタを着用した足のような人型生物。3人はウォークマンというらしいこのキャラクターの出現に戸惑いつつ、記念撮影をした。


 2022年にはクリスマスツリー、雪だるまといった各々の衣装を着こなす3人が描かれた。とくに眼鏡をかけているうさぎは非常に珍しい姿であろう。仲良くサンタクロースの到着を待つなか、表れたのは険しい表情をした黒いサンタクロース。3人に「ブラックサンダー」を渡したかと思えば、急に暴れ出し、ちいかわが用意していた「海味鮮」の「色の濃いやつ」とともに姿を消してしまった。


 2021年は2022年とは対照的に、ほがらかな顔つきの赤いサンタクロースが3人の前に登場。「いい子にしてたカナ~?」と尋ねられ「どう…だろ…」と迷いつつ「ちょっとわかんないです」と正直に答えたハチワレ。答えを聞いたサンタクロースは「素直でよろしいッッ」という捨て台詞とともにその場を去っていった。


 クリスマスに合わせ、毎年さまざまな姿を披露しているちいかわ・ハチワレ・うさぎ。チキン・シュトーレン姿などはグッズ化もされており、クリスマスのエピソードの人気の高さがうかがえる。


 ちなみに2025年のクリスマスのエピソードが投稿された翌日・12月25日には、ナス姿のちいかわのイラストが投稿された。ナス姿のちいかわは「一富士二鷹三茄子」になぞらえた姿なのだろうかーー。クリスマスは終わってしまったものの、次いで鷹や富士山姿のハチワレ・うさぎに期待できるかもしれない。初の映画公開も控える2026年を楽しみに待ちたい。

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