これでデスクの積読(つんどく)もスッキリ! 「積読ホルダー」で可視化 × 読書実行

 電子書籍も普及しているが、まだまだ“紙派”の人も多いだろう。いつか読もうと思って本を買い、しかし本棚に入り切らず、床の上に積んでしまう積読(つんどく)は、読書家にとっては悩ましくも楽しいものだ。筆者もその一人だが、最近はオフィスのデスクにも本が積み上がり、対面の同僚から雪崩を心配されている。

デスクに積まれた本。下の本は取り出しづらい。

 いざ積読を消化しようと一冊を山から手に取るも、また「いつか」となり、机の上に積まれていく、次第に最下層の本を取り出すのも億劫にーーそんな人も多いのではないだろうか。今回は、机の上は整理しておきたい、本は計画的に読みたい、そんな需要に応える「積読(つんどく)ホルダー」を開発元より貸していただいたので、そのレビューをお届けしたい。実際に試してみて、さっそく会社のデスクに導入したいと思える商品だった。

工具要らずで組み立てカンタン

「積読ホルダー」をいざ開封。

 「積読(つんどく)ホルダー」は、出版社のクロスメディア・パブリッシングが開発した卓上本棚だ。どうすれば「積読本」を楽しく、無理なく、読み進めることができるのか、という問いから生まれた商品で、発売後から注目を集めている。届いた箱は小さいながらもズッシリとしており、期待が高まる。

 開封するといくつかの棚板と柱、ネジが入っている。取扱説明書を見ると、新しく工具を買う必要はなさそうだ。早速組み立てていこう。

六角レンチが付属するので、新たに道具を買う必要はない。
棚板を嵌めていく。棚は可動式ではないが、そのぶん安定感はある。

 中には六角レンチが入っていた。これでネジを止めて組み立てていけばよく、早い人なら15分ほどで完成するはず。パーツは思ったよりも重いので、落下には注意しよう。

完成。スチール製のため重さがあるので、簡単に倒れることはなさそうだ。

 完成! 筆者は20分ほどで組み立てることができた。シンプルながら使い勝手のよさそうなデザインだ。今回はブラックだが、グレージュも展開されているので、好きなカラーを選ぼう。なお、底面の板はクッションが付いており、机を傷つける心配はない。

本を美しくディスプレイ! シンプルながら練られたデザイン

実際に積んでみる。クロスメディアの本は四六判、1段目に新書、2段目に文庫。

 さっそく本を収納してみる。棚板の角がL字型に加工されているのがポイントだ。これにより本が棚にフィットし、美しくディスプレイできる。最上段にはお気に入りの観葉植物や小物を飾ったり、スチール製を生かしてマグネットで飾るのも楽しそうだ。本が傷つかないように、最上段のネジは最後までしっかりと締めよう。心配なら何かカバーになるもので覆ってもいいかもしれない。

 四六判の書籍がピッタリ収まるサイズ感。雑誌を収納するのは流石に難しいが、むしろこれ以上大きくするとせまいデスクを圧迫してしまうので、必要十分といえるだろう。

本を手に取りたくなる工夫

下に積んだ本が取り出しやすいのが魅力。

 積読ホルダーに収納することで、下層に置いた本を取り出すために山を大きく崩す必要がなく、「読もうと思ってるけど、取り出すのが面倒...」のようなワンクッションがなくなるのは大きい。むしろ、ふとしたときに綺麗に積まれた本を手に取りたくなるようなデザインで、読書のモチベーションを自然に高めてくれる。

「読むタイミング」を自分で決められるマグネット付き。これで読書計画も立てられそうだ。

 そして、商品の中にはいつ読むのかを決められる、ミニマグネットが同梱されている。読書の習慣をつけたい人にはピッタリだ。

コンパクトなので、机の幅をとらない。

 オフィスでは、日常的に使用する資料や現在進行中の企画に使うための本、趣味のマンガなど、気づいたらデスク上が乱れてしまう。そんなときに「積読ホルダー」に本を収納すれば、頭もスッキリとして仕事が捗るに違いない。プレゼントにもぴったりで、デスクの整理に、また積読本を計画的に読み進めるために、まさにうってつけの商品だ。

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