手塚貴晴・手塚由比による初のエッセイ集『いのちの建築』12月に発売

 手塚貴晴・手塚由比『いのちの建築』(河出書房新社)が12月11日に発売される。

 OECD(経済開発協力機構)とUNESCOにより世界で最も優れた学校に選ばれた「ふじようちえん」を始めとして、子供の為の空間設計を多く手がける手塚貴晴・手塚由比。現在は建築設計活動に軸足を置きながら、OECDより依頼を受け国内外各地にて子供環境に関する講演会を実施。その子供環境に関する理論はハーバード大学によりyellow bookとして出版されている。

 『いのちの建築』は「ふじようちえん」をはじめ「屋根の家」「新島学園短期大学講堂――新島の森」「PLAY!」「風姿」など数多くの著名建築を世に送り出し続ける建築家ユニット、手塚貴晴・手塚由比の思想が凝縮された初のエッセイ集。

 手塚建築研究所の設立から2024年で30年。二人が手掛けた建築設計は住宅から教会、病院、保育園や幼稚園をはじめとした教育施設まで多岐に渡る。一貫しているのは、居心地の良い建築の本質を追求すること。

 著者によれば、建築とは「いのち」を育む巣であり、建築を設計することはいのちを紡ぐ技をシェアする行為であるという。建築を通じて考える「本当のあたりまえ」とは何か。『いのちの建築』は、手塚貴晴と手塚由比の人間の営みへの好奇心、快適な建築への飽くなき探究心、そして二人の建築の魅力の秘密が詰まった一冊となっている。

 本書の発売に先駆け、12月2日には『いのちの建築』刊行記念イベントが開催。著者のふたりほか、ゲストを交えたイベントとなっている。

■書誌情報
『いのちの建築』
編者:手塚貴晴・手塚由比
価格:3,080円(税込)
発売日:2025年12月11日
出版社:河出書房新社

■イベント情報
豪華ゲストと『いのちの建築』刊行記念イベントを開催
日時:2025年12月2日(火) 18時30分開場/18時45分開演
登壇:手塚貴晴+手塚由比
   奥田知志(認定NPO法人抱樸理事長、東八幡キリスト教会牧師)
   加藤積一(ふじようちえん園長)
場所:日本キリスト教団 番町教会
   東京都千代田区六番町7-12 ※四ツ谷駅より徒歩4分
   https://maps.app.goo.gl/R1CVGMVjRaghyby28?g_st=ic
参加費:無料

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