原画展『大長編ドラえもん のび太の海底鬼岩城と冒険のひみつ展』開催へ

 原画展『大長編ドラえもん のび太の海底鬼岩城と冒険のひみつ展』が11月1日より川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム(2階「展示室Ⅱ」)にて開催される。

 藤子・F・不二雄は『大長編ドラえもん』シリーズに取りかかるとき、いつも「次はドラえもんたちにどんな舞台を冒険させようか」と考えていたという。

 白亜紀・宇宙・ジャングル……さまざまな舞台で夢あふれる冒険の物語を描いてきた藤子・F・不二雄。いつか海底を舞台にした長編を描きたいと思いながらも、ものすごい水圧がのしかかる暗黒の世界では「重苦しく暗~いまんがになってしまうのでは」と心配していた。そんなとき、ひとつの「ひらめき」が生まれたとのこと。

 人間を寄せつけない厳しい環境を、楽しく冒険できる世界に変えるには・・・ドラえもんたちが「人間の感覚」を捨てて、海の中を自由に泳ぎ回る「魚の感覚」を身につけることができたら……逆転の発想から生まれたのが、ひみつ道具「テキオー灯(とう)」。シリーズの第4作目にあたる『大長編ドラえもん のび太の海底鬼岩城』は、このアイデアからスタートした。

 本展では『大長編ドラえもん のび太の海底鬼岩城』を形づくる要素に注目し、本作品の魅力とともに、藤子・F・不二雄の作品に通底する発想力や、豊富な知識によって描かれた夢と冒険の世界をひも解いていく。

 本展のエントランスは、のび太たちがドラえもんのひみつ道具「テキオー灯」を浴び、海底へ向かう場面をイメージ。2026年公開予定の『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』より、監督からのメッセージをはじめ映画制作における資料が公開される。

 また1階「ミュージアムショップ」3階「ミュージアムカフェ」・「ギフトコーナー藤子屋」では新商品や新メニューが登場する。

■詳細情報
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム
住所:〒214-0023 神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1
開館時間:10:00~18:00
休館日:火曜日、年末年始 ※臨時休館、火曜特別開館あり
料金:大人・大学生 1,000円/中学・高校生 700円/子ども(4歳以上) 500円
※3歳以下は無料
※入館は、日時指定による事前予約制
※入館チケットはミュージアム公式サイト内のチケット販売ページより購入可能

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