手を動かし心を整える、自分に没頭する習慣とは 忙しい現代人の心を満たす『クラフトフルネス』

 SHOWKO『クラフトフルネス』(クロスメディア・パブリッシング)が10月2日に刊行された。

 本書は京都を拠点に、欧州やアジアでも活躍する陶芸家・アーティストのSHOWKOが提案する、手を動かし心を満たす新しい習慣「クラフトフルネス」について解説した1冊。デジタル社会で疲れた現代人が、手仕事を通じて五感を取り戻し、自分らしい豊かな人生を送るための実践的な方法が紹介される。

 現代社会では、スマホやパソコンに囲まれた生活が当たり前となり、私たちは触覚という最も原始的な感覚から遠ざかりつつある。画面越しの情報は便利で刺激的だが、同時に時間や季節の感覚を薄め、日々の実感を損なわせる側面もあると本書。

 本書で提案する「クラフトフルネス」は、手を動かし、素材に触れ、五感を通じて世界とつながることで、心と身体を整える新しい習慣。座禅を組む瞑想とは異なり、手を動かしながら自分の意識に集中していくことで、忙しい現代人でも日常に取り入れやすいのが特徴。

 誌面ではクラフトフルネスを4つの章に分けて解説。第1章では繰り返すことと時間をかけることの意味、第2章では具体的に手を動かし自分に没頭する方法、第3章では作った物を美しく使う知恵、第4章では感性をほぐし、自分とつながることについてひもとく。

 また読者が実際に試せる19の具体的なクラフト体験も紹介。忙しい日常の中でも始められる心の整え方が提案される。

■書誌情報
『クラフトフルネス』
著者:SHOWKO
価格:1,760円(税込)
発売日:2025年10月2日
出版社:クロスメディア・パブリッシング

関連記事