秋元真夏「まだ『国民の嫁』でいたいと思います」フォトブック『淡淡』発売記念レポート
8月23日、タレントの秋元真夏が、都内でフォトブック『淡淡』(幻冬舎)のお渡し会を開催。イベント前には記者会見に登壇し、撮影エピソードを明かした。
素がみえるフォトブック「心から楽しんでいる感じが出ている」
秋元真夏は1993年8月20日生まれ、埼玉県出身。乃木坂46の一期生としてデビューし、グループでは二代目キャプテンを務めた。卒業後はバラエティ、ドラマ、舞台、ラジオと幅広く活動しており、現在は日本テレビ「ヒルナンデス!」で水曜レギュラーを務めている。
本書は、乃木坂46卒業から約2年半を経て発表される、秋元にとって初めてのフォトブック。タイトル『淡淡(あわあわ)』は、淡い水彩の一滴が重なり合って好きな色に変わっていくように、日々の積み重ねを大切にしたいという本人の思いから、自ら名付けたという。
撮影は石垣島・西表島、岐阜・郡上、秋田の3か所で実施。ガラス吹きやカヌー、郡上踊りや鮎の掴み取り、秋田犬との触れ合いや雪景色の露天風呂など、四季をまたぐ旅の様子が収録されている。さらに本書には書き下ろしエッセイや直筆ロケ日記も収録され、幼少期の思い出やアイドル活動時代、そして現在の心境までが丁寧につづられた一冊だ。
お気に入りのカットについて問われると「西表島の海で撮影したのですが、人が全くいなくて開放感があって。これまで水着の撮影では気を張った表情をしていたのですが、このカットは心から楽しんでいる感じが出ているのがお気に入りです」とページを見せながら紹介。
また「岐阜の郡上八幡で、浴衣を着て踊りに参加できたことがすごく楽しかったです。いつもは、お祭りに行っても屋台目的で行ってしまうので(笑)」と撮影を振り返った。さらに「大雪の中で秋田犬と触れ合う撮影では、長袖長ズボンを用意してくださったのですが、あえてショートパンツを着て撮影しました。膝が真っ赤になってしまったのですが、ワンちゃんが可愛くて温かくなりました(笑)」と微笑ましいエピソードも披露した。
過去に3冊の写真集を発売している秋元。過去作と本作の違いを聞かれると「一冊になったのを見ると『あまりにも笑顔が多いな』と思って。乃木坂時代は『かっこよく見せたい、綺麗に写りたい』という背伸びした気持ちがあったのですが、今回はエッセイで自分のことを堀りさげていることもあり、プライベートで旅を楽しんでいるような、砕けた表情、普段に近い表情が詰まっています」と話す。
自身の体型の変化について問われると「ご飯を食べるのがすごく好きなので、食べ続けたいのもあって、ダイエットはあまりできなかったんですけど(笑)。これまでと違って、ありのままを届けるという形で撮影させていただきました」と明かした。体型の変化については「卒業してからバーンと7キロくらい増えたことがあって、流石に増えすぎだなと思って(笑)。今は(グループ在籍時から)プラス3キロくらい。満遍なくつきました(笑)」と笑顔で語った。
「フォトブックに点数をつけるなら?」と恒例の質問には「これまでは“46”という数字に頼ってきましたけど、頼る数字がなくなってしまったので…じゃあ倍の92点(笑)!」と答えたが「本当は100点を超えたいですけど……じゃあ100点で!」と即座に訂正した。
32歳の抱負は?「免許は一発で合格しました!」
本書の発売日である2025年8月20日に32歳の誕生日を迎えた秋元。この日の会見では、バースデーケーキが用意されるサプライズもあり、笑顔を見せた。記者から「クリームは顔につけなくていいんですか?」と、アイドル時代の“あざとさ”を求められると、迷わず顔につけて会場を沸かせる神対応を披露した。
抱負を聞かれると「つい先日、免許を取りまして(笑)。友達とドライブしてアウトレットに行きたいです」と願望を語った。「免許は一発で合格しました! 久々の勉強だったので、詰めこみました」と語る。乃木坂時代から“運動音痴”と有名だったこともあったが「事務所の方にも『免許を取るのはやめてほしい』と心配されたんですけど(笑)。意外と教習所では褒められて、『いい感じじゃん!』と思っていたんです。ただ、その油断が危ないので、運転は控えめにしようと思います」と笑顔を見せた。
また、かつては自ら「国民の嫁」と名乗っていたことについても聞かれると「お料理も好きで、家庭的なことをやるのも好き。いつかは誰かの嫁になりたいですが、まだ当分は『国民の嫁』でいようかなと思います」とコメント。結婚願望については「願望はありますね。エッセイでも書かせてもらったのですが、私の両親がずっと仲が良くて。年齢を重ねても友人のようになれる人を見つけて、その人の嫁になりたいです(笑)」と照れながら答えた。
「南原さんが1日で読んでくださって」
フォトブックを渡したい相手について聞かれると、秋元は「乃木坂時代のことも書いているので、後輩に読まれるのはちょっと恥ずかしいですね(笑)」と照れつつ、「『ヒルナンデス!』で共演している南原さんにはすでにお渡ししました」と明かした。
「意外と、番組では深い話をする機会はあまりなくて、この本は私の“説明書”のようなものが詰まっているので私のことを知っていただけたらと思って渡したのですが、翌日にはエッセイまで読んでくださって。お忙しい方なのに読んでくださったことが本当に嬉しかったですし、『私のことをめっちゃ知られている!』と恥ずかしくもなりました(笑)。『人を笑顔にするのが好きなんだね』と言っていただけたのも嬉しかったです」と振り返った。
さらに、乃木坂46の筒井あやめが自身の写真集会見で「真夏さんにお渡ししたい。ご飯に行きたいです」と語っていたことを伝えられると、「私の推し…!」と笑顔を見せ、「あやめちゃんから名前入りの写真集をいただいて、『ご飯行こうね!』と連絡して、あやめちゃんも『行きましょう!』と返信してくれたのですが、そのままになっていて(笑)」とエピソードを披露。筒井へのメッセージを求められると「本当に自分から誘えなくて、どうしようもない先輩で申し訳ないです…。気長に待ってもらっていると叶わなさそうなので、日時を決めて連絡してください(笑)!」と呼びかけた。
最後に、秋元は「4冊目を出せると思っていなかったので、『どんな本にしようかな?』と悩みながら撮影に臨みました。自分でも想像以上にプライベートに近い表情が出ていて、それはエッセイにも表れています。『秋元真夏ってどんな子だろう?』と思っている方にも読んでいただきたいです」と語り、笑顔で会見を締めくくった。
■書誌情報
秋元真夏フォトブック『淡淡』
発売日:2025年8月20日(水)
定価:2700 円+税
出版社:幻冬舎