古民家宿のオーナーシェフ・寿木けい、3年ぶりの書きおろしエッセイ『わたしの美しい戦場』

 寿木けい『わたしの美しい戦場』(新潮社)が7月30日に発売された。

 2023年、知らない土地に築130年の古民家を買って小さな宿「遠矢山房」のオーナーシェフとなり、各地から訪れる人をもてなすようになった著者。

 美味しいものと人とを結ぶうちに自らの人生も開かれていきーー。本書は冬から秋にかけての12ヵ月を12章で綴られる随想録となっている。

■著者メッセージ

ぶどう畑の真ん中に忘れ去られていたこの古い家と出会い、自分の運命を試してみようと決めました。ひとりで子供を育てながら、手を動かし続けることで夢を叶えていくこんな戦い方もあるのだなと、短編映画を観るような気持ちで楽しんでもらえたら嬉しいです。

■著者紹介
寿木けい(すずき・けい)
エッセイスト。大学卒業後、編集者として働きながら執筆活動を始める。2023年に遠矢山房(山梨市)を開業。薪割りから室礼、調理まですべてを手がける。著書に『わたしのごちそう365』、『土を編む日々』、『泣いてちゃごはんに遅れるよ』などがある。富山県砺波市出身。ふたりの子供と甲斐犬と暮らす。

■書誌情報
『わたしの美しい戦場』
著者:寿木けい
価格:1,980円(税込)
発売日:2025年7月30日
出版社:新潮社

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