【漫画】少女は辛い生活なのに笑顔? 少女と死神の交流を描く『相生若葉といたひと月について』が泣ける


――死神と少女を中心にした物語にしたのはなぜでしょう?

小形朱嶺(以下、小形):「結ばれない」という意味ですれ違うふたりを描いてみたかったのが理由です。

――コインランドリーでアイスを食べるシーンが重要な場面となります。このアイデアはどこから?

小形:彼らだけの安全基地のようなもの作りたくて、「どこがふたりらしいいかな?」と考えた結果、思いついたのがコインランドリーでした。

――ラストシーン、シグレのモノローグも読みどころとなっています。このシーンについても教えてください。

小形:最後の1ページがこの読み切りのなかで一番見せたい表情だったので、かなりこだわって描きました。読んでいただいた方から「ラストが印象的だった」という感想をいただくことが多いので、こだわった甲斐がありました。

――18年後の若葉は単純計算で35歳。これはこれで続きが気になるところでもありました……。

小形:そこは読んでくださった方のご想像にお任せしたいところ……。どんな道のりだったとしても最終的にはハッピーエンドを迎えるふたりだと思います。

――作画でこだわっていることなどがあれば教えてください。

小形:キャラが今どんな気持ちなのか、それが伝わりやすい表情を描くことにこだわりました。

――連載中の『若葉さんちの青い恋』についても短く読みどころなど、紹介していただければ幸いです。

小形:小学生、中学生、高校生、大学生の4姉妹がそれぞれ初恋を経験する物語です。ヒロインは4人ですが、それぞれ別の人に片想いをしているので、4つの恋愛を楽しめるところが読みどころになっています。

――今後の目標や展望を教えてください。

小形:絵を描き続けていくことが目標です。ぜひ応援していただけると嬉しいです。

▪️感情の乗った、ヒロイン4人の表情にも要注目!
小形朱嶺の新作『若葉さんちの青い恋』は「サンデーうぇぶり」にて好評連載中!:https://www.sunday-webry.com/episode/2550912964524117002

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