「農業×メカ」をテーマにしたエンタメ読み物 現役農家が描く唯一無二のネタが面白い!
新シリーズ読み物『天才?発明家ブロロッコイ ダイコンのうか 大ピンチ!』(作・絵:やまだゆーりー/ポプラ社)が発売された。「へんてこな農業メカ」や「野菜の特性が活かされたキャラ」など、現役農家が描くからこそ面白い設定が満載。イラストとおまけがたっぷりの何回読んでもおいしい本だ。
【写真】読書が苦手な子もどんどん読める、じっくり楽しめる仕掛けがいっぱい!
作者は、沖縄県で農家をしている、さん。現役農家ならではの発想で生まれたへんてこなメカたちは、実際に農作業しているときに‟あったら面白いな!”という遊び心で思いついたものとなっている。
例えば、作中に登場する「モミモミらくちんトラクター」は、作者が旧式のトラクターで畑を耕しているときに、古いせいか振動がとても激しく、ちょうど痛かった腰のマッサージにでもならないものか……と妄想したことがきっかけで生まれたメカ。
主人公「ブロロッコイ」は、困っている人を助けるために毎日メカを開発している青年。ある日、野菜の国「ヤッサ国」でダイコンが不足する大事件が発生! ダイコン農家がやる気をなくしてしまっていることを知ったブロロッコイは、なんとかもう一度ダイコンを作ってもらうために、農業メカを開発したが、どれもへんてこなメカばかりで思うようにはいかず……!?
書誌情報
『天才?発明家ブロロッコイ ダイコンのうか 大ピンチ!』
作・絵/やまだゆーりー
発売年月:2025年2月
定価:1,540円(10%税込)
ISBN:978-4-591-18368-7
判型:A5変型判
サイズ:206mm x 154mm
ページ数:80ページ
主な対象年齢・学年:小1 小2