道重さゆみの「カワイイ」はずっと残る アイドルライターに聞く、その普遍性と“いま読むべき写真集”
「1冊目は、2011年に刊行された8作目写真集『Sayuminglandoll』(ワニブックス)は、初のセルフプロデュース作品で、アメリカンポップからレトロモダンまで、アイドル写真集のフォーマットに収まらない“コスプレ写真集”でした。出版当時も話題になりましたが、『サユミンランドール』という言葉は後に公式ブログのタイトルになったり、ライブやアルバム、舞台のシリーズタイトルになるなど、道重さゆみを象徴するキーワードになっているので、その原点としていま読むと面白いと思います。
また、こちらはモーニング娘。の写真集ですが、2冊目は2014年の『ミチシゲカメラ ’13-’14』(ワニブックス)をお勧めします。道重さんがカメラマンになり、メンバーの素の表情を引き出した一冊で、好評を受けて続編も出ています。彼女のアイドルへの目線が表れた作品で、この2冊を合わせて読むと、道重さんの魅力が立体的に伝わるのではと」
多くのファンを魅了し、いまも特別な存在感を放つアイドル・道重さゆみ。心身の健康を願いつつ、今夏のコンサートツアーを楽しみにしたいところだ。