【2024.12.10 週間漫画ランキング】『ヒロアカ』最終巻、堂々の1位! 『チェンソーマン』『カグラバチなど』ジャンプ勢が躍進

 8月5日発売の『週刊少年ジャンプ35・36合併号』をもって物語が完結した『僕のヒーローアカデミア』。少年たちの心身の成長や社会風刺を取り入れたストーリーは瞬く間に人気を呼び、2024年4月に累計発行部数1億部を突破する快挙を成し遂げた。完結後にはSNS上で「ヒロアカロス」や作者への感謝のコメントが溢れトレンド入りするほど。

 そんな本作の最終巻、堀越耕平による『僕のヒーローアカデミア』42巻(集英社)が、日販調べ週間漫画ランキングで初登場1位を獲得した。本巻では、高校生ながら最凶の敵と戦った彼らが、大人になったアフターストーリーが描かれている。数々の激闘を経てプロヒーローとなった、1年A組の面々の勇姿をぜひ見届けてほしい。

1.僕のヒーローアカデミア(42)/堀越耕平/集英社
2.チェンソーマン(19)/藤本タツキ/集英社
3.カグラバチ(5)/外薗健/集英社
4.アオのハコ(18)/三浦糀/集英社
5.光が死んだ夏(6)/モクモクれん/KADOKAWA
6.異世界居酒屋「のぶ」(19)/蝉川夏哉・ヴァージニア二等兵ほか/KADOKAWA
7.魔入りました!入間くん(40)/西修/秋田書店
8.逃げ上手の若君(18)/松井優征/集英社
9.その着せ替え人形は恋をする(14)/福田晋一/スクウェア・エニックス
10.ファントムバスターズ(4)/ネオショコ/集英社

 続く2位は藤本タツキによる『チェンソーマン』19巻(集英社)が初登場。12巻から始まった第2部では、静かな暮らしを望みつつも欲望が掻き立てられるデンジに、周囲が期待や憎悪をぶつけ波乱の展開を繰り返している。狂気的な日常や1部を超える戦闘シーンが、多くの読み手を楽しませているようだ。

 通販サイトAmazonには、「死んで欲しくない人が死んでいく」や「悪魔よりも悪魔的な人間。」など、面白さが伝わってくるコメントが多数。新展開を迎える本巻を求めて、多くの人が手に取ることだろう。


 続いては、期待に胸が踊る最新情報が盛りだくさんのマンガ、外園建による『カグラバチ』5巻(集英社)が3位に初登場ランクイン。連載当初から国内外で人気を博し、本巻の発刊により累計発行部数は130万部を突破した。

 さらに、連載開始から僅か1年でアニメ化されることが明らかに。放送日は未定なものの、新たな大ヒット作が生まれることを感じさせてくれる。最新情報を待ちつつ、今のうちに原作を手にとっておきたい代物だ。

 4位も初登場、三浦糀による『アオのハコ』18巻(集英社)。2024年10月3日より初のアニメ放送が開始され、青春が爆発するアオハコ旋風を巻き起こした。アニメ放送前は発行部数500万部ほどだったが、12月時点では620万部に上昇。学生達の純粋無垢な恋愛から目が離せない。


 5位も初登場となる、モクモクれんの『光が死んだ夏』6巻(KADOKAWA)。1巻発売時から独特な空気感を放つタッチとホラーストーリーによって、SNSを中心に人気が爆発し、2025年夏からアニメ放送されることが決定した。来年の夏はテレビでも涼を取れることが楽しみでならない。

 続いては、異世界グルメマンガの金字塔である、蝉川夏哉・ヴァージニア二等兵らによる『異世界居酒屋のぶ』19巻(KADOKAWA)が初登場6位。動画配信サイト「WOWOW」では実写ドラマシーズン3も放送されたほどの人気ぶりだ。飲食店を経営する上での裏話も精密に描かれていて飽きがこないストーリーにも注目だ。

 7位は、西修による『魔入りました!入間くん』40巻(秋田書店)が初登場。漫画配信サイト「LINEマンガ」では、最新刊が発売されると常に上位にランクインする人気ぶり。多彩なスピンオフ作品も本編の面白さを掻き立て、累計発行部数は1700万部を突破した。正月休みのまとめ読みにいかがだろうか。


 8位は初登場、松井優征による『逃げ上手の若君』18巻(集英社)。鎌倉時代から室町時代を生きた北条時行(ほうじょうときより)を主人公に据えたストーリーで、2024年7月よりアニメ化された。すでに2期の制作決定が発表されており、今後の情報と最新話が待ち遠しい。

※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/

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