「小学8年生」付録の三越包装紙、第66回『日本雑誌広告賞』で1,436点の中からグランプリに

  小学館の学習雑誌『小学8年生』の付録企画「三越〝華ひらく〟小8バージョン包装紙」が、第66回『日本雑誌広告賞』でタイアップ広告部門の金賞と、経済産業大臣賞(グランプリ)を受賞した。この企画は、三越伊勢丹が小学館と共同で制作したもので、1,436点の応募作品の中から最高評価を受けた。

  この包装紙「華ひらく」は、1940年代に猪熊弦一郎がデザインし、70年以上にわたって愛され続けているもので、日本の伝統文化を象徴する一つとして、多くの人々に親しまれている。

 この付録企画は、三越創業350周年を記念して実施された教育プログラム「みんなでつくる華ひらく 共創包装紙教育プログラム」が基となっている。このプログラムでは、全国6拠点で子どもたちが日本の「包む」文化や、自然をモチーフにしたデザインについて学び、新しい「華ひらく」包装紙をデザインした。この取り組みが小学館の『小学8年生』とコラボレーションし、学習雑誌の付録として具現化された。

 『小学8年生』の付録として提供された包装紙には、最もきれいに包める専用箱と、初めてでも簡単に挑戦できるようガイド線が入っており、百貨店での贈り物の包み方が楽しみながら学べる工夫がされている。今回の受賞について、三越伊勢丹は「包む」という文化を未来へ繋ぐ重要な取り組みだとし、共に制作を進めた小学館への感謝を表明している。

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