動物たちに託された植物の「タネ」はどうなる? 「種子散布」をわかりやすく解説

 食べられ、貯められ、くっついて……。動物たちに託された植物の「タネ」はどうなるのか? 『タネまく動物 体長150センチメートルのクマから1センチメートルのワラジムシまで』が、2024年9月13日(金)に刊行される。

 動けない植物たちが自分のタネをできるだけ遠くに広げ、新しい場所で芽を出し、成長できるようにするための仕組み「種子散布(しゅしさんぷ)」。風で飛ばしたり(風散布)、動物に運んでもらったり(動物散布)、水に流したり(水散布)、自分ではじけたり(自力散布)する方法が有名だ。

 この本では「動物散布」に焦点を当て、動物と植物のタネを介した複雑緻密なつながりに注目。調査・研究の第一線で活躍する研究者たちが、今、一番新しい研究成果をわかりやすく解説。親しみやすい図解イラストを配し、イラストから理解できる構成にした。

 日本の自然を形作ってきた動物と植物。これらの動物は、どうのようにして植物のタネをまくのだろう? そして、タネをまいてもらうために、植物はどのように進化してきたのだろう? ツキノワグマやサル、コウモリなど哺乳類のほか、カラスやヒヨドリ、海鳥の仲間、ナメクジ、糞虫、ワラジムシなど、20種類以上の多種多様な動物たちによるタネのまき方、「種子散布」の方法がわかる。

商品仕様

書名:タネまく動物 体長150センチメートルのクマから1センチメートルのワラジムシまで
編者:小池伸介・北村俊平
イラスト:きのしたちひろ
発行年月日:2024年9月30日
書店発売日:2024年9月13日
定価:1,980円(本体1,800円+10%税)
ISBN13:978-4-8299-7255-7
判型:四六判(188×128mm)
ページ数:152ページ
電子版:2024年9月13日配信
発行所:文一総合出版(東京・千代田)

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