ぶっ飛び過ぎて目が離せない!? 『JOJO』吉良吉影や『アカギ』など漫画に登場する「狂人キャラ」3選

 フィクションである「漫画」の世界では、普通の人には理解できないほどぶっ飛んだキャラクターが登場し、ただの凡人である我々を驚かせることもしばしば。中でも狂った思想や性癖で、多くの読者が恐怖を覚えた「狂ったヤツ」は印象深いもの。そこで今回は漫画に登場する「狂人キャラ」を紹介していこう。

切り取った“手”を愛撫する狂気性に絶句

 漫画に登場する「狂人」と聞いてまず思い浮かぶのが、『ジョジョの奇妙な冒険』第4部『ダイヤモンドは砕けない』に登場する吉良吉影だ。周囲の人にはこれと言った特徴のない影の薄い男と思われているが、実は美しい手の女性を殺害し、切り取った手を持ちさる連続殺人鬼だった。

 激しい喜びや絶望のない「植物の心」のような人生を理想とし、平穏な生活を求める一方で、切り取った手は常に持ち運び、話しかけたり舐めたりと愛情を注ぐ狂気性は見ていて本当に気味が悪い。また長年自分の切った爪を集めて収集していることも、吉良の異常性を際立たせているだろう。

ネットミームとして有名になった少佐の演説

 平野耕太原作の人気コミック『HELLSING』に登場する少佐も、間違いなく「狂人」のひとり。“手段のためなら目的を選ばない”と謳っているほどの戦争狂で、戦争ができるなら目的はなんでもいいという恐ろしい考えを持っている人物だ。

 原作13ページにも渡って繰り広げられた「諸君、私は戦争が好きだ」で始まる少佐の演説はあまりにも有名で、ファンから“漫画史上に残る伝説の演説”と囁かれているほど。特に演説途中の「よろしい、ならば戦争だ」はネットミームとして拡散されているので、『HELLSING』を知らなくとも聞いたことがある人は多いだろう。

 なお、彼が「狂人」と言われる理由は戦争愛だけではない。戦争中に間に合わなかった吸血鬼研究を執念で完成させて、構成員が吸血鬼の部隊「ミレニアム」を作ったことや、体のほとんどを機械に置き換えていることも彼の狂人性を引き立たせている。

関連記事