「東欧最強クラブ」FCシャフタール・ドネツク 侵攻で2度もホームを失いながら、プレーを続ける理由とは?

 「東欧最強クラブ」と称され、長年ウクライナのプリミエラリーグを牽引してきたシャフタール・ドネツク。しかし、彼らは2014年以降、戦闘とロシア軍の侵攻により二度の避難を余儀なくされ、ホームスタジアムでの試合を行うことができない状況に追い込まれている。それにも関わらず、選手たちは自身の立場を見つめ直し、サッカーを続けることを選んだ。

 新刊『流浪の英雄たち シャフタール・ドネツクはサッカーをやめない』(カンゼン)は、そんな彼らの闘いを描き出した一冊だ。欧州サッカーを専門とするライターであるアンディ・ブラッセル氏によって綴られた本書では、クラブの逃亡、東欧のバルセロナと称される理由、監督ルチェスク、ブラジル人選手たち、ドンバスの建設、ユーロマイダンとドネツクの陥落などについて、多くの関係者からの証言を通じて知られざる流浪の英雄たちの戦いに光を当てている。

 戦争の影響によって8年間で2つのホームを失った「東欧最強クラブ」の彷徨を追ったノンフィクション『流浪の英雄たち シャフタール・ドネツクはサッカーをやめない』、ぜひチェックしてみよう。

■書誌情報
タイトル :流浪の英雄たち
シャフタール・ドネツクはサッカーをやめない
著者 :アンディ・ブラッセル
訳者 :高野鉄平
定価 :2,420円(本体2,200円+税)
判型・総頁数 :四六判・並製・336頁
発売日 :2024年5月16日

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