【重版情報】“どうしたら幸せになれるか”がわかる本『新装版 幸せがずっと続く12の行動習慣』人気の理由

■科学者が今現在「幸福」について知っているすべてをまとめた1冊

 多くの書籍やサイトでも名著と引用された「持続的な幸福」についてまとめた世界的ベストセラー『新装版 幸せがずっと続く12の行動習慣』(ソニア・リュボミアスキー 著/金井真弓 訳/渡辺誠 監修)の重版が決定した。

 「ウェルビーイング」を語るうえで欠かせない重要人物の1人で、「幸福」について30年以上研究しているリュボミアスキー博士による「人は何によって幸せになるのか?」ということについて、現在の科学者が知っているすべてをまとめた1冊となっている。

 とくに注目されているのが「幸福を決める3つの因子(50%が遺伝、10%が環境、40%が意図的な行動)」だ。そのうち50%は遺伝による設定値。「裕福か、貧乏か」「健康か、病気がちか」「器量がいいか、人並みか」「独身か、既婚者か、離婚経験者か」などの環境による違いは幸福度のわずか10%しか占めない。残りの40%は自らがコントロールすることができ、日常生活での行動や考え方を通じて幸福度が高まる余地やチャンスがたくさんある。本書では、幸福度が高まる「意図的な12の行動」を習慣にする方法を解いていく。

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※以下、12の行動習慣の一部

■行動習慣1:感謝の気持ちを表す
研究結果からも、感謝をよく示す人ほど、落ち込んだり、不安になったり、孤独を感じたり、嫉妬したり、ノイローゼになりにくい。より健康になり、よく眠れるようになったというデータがある

■行動習慣4:親切にする
人に親切にすれば、親切にされた人だけでなく、その行動をとった人にもいい影響を与える。親切な行動によって幸福度が高まるには「タイミング(頻度と新鮮さ)」が重要

■行動習慣5:人間関係を育む
カップルや夫婦がうまくいく秘訣の1つは、「たくさん話すこと」。うまくいっている夫婦は、うまくいかない夫婦に比べて、一緒にいて話す時間が週に5時間は多いとの研究結果がある。結婚に関する20 年間の研究からわかった重要な結論の1つは、幸福な夫婦関係では、ポジティブな感情とネガティブな感情の比率が5対1だということ。つまり、批判や文句や小言などネガティブな言葉や態度が1つに対して、5つのポジティブな言葉や態度で接する。

■行動習慣6:ストレスや悩みに対処する
心臓発作が起きてから7週間の間に発作というネガティブな出来事の中にもプラス面があることに気づいた人は、8年後に発作が再発した割合が低く、それまでに以上に健康になっている傾向がみられた。

■行動習慣7:人を許す
「許し」を与えた人々は、より幸福で、より健康になり、感じがよく、おだやかになる

■行動習慣10:目標達成に全力を尽くす
「結果よりもプロセスが大事」は科学的にも正しい。やりがいのある活動に取り組む過程は、目標の実現と同じくらい満足感をもてることが研究から明らかになっている。

■行動習慣12:身体を大切にする(瞑想や運動他)
おびただしい研究から、瞑想は生理機能にも、ストレスにも、認識能力にも、身体の健康にもポジティブな影響を与え、自己実現や道徳的な成熟にも効果をもたらしていることが明らかになっている。運動の心理的な効果は抗うつ剤に勝る。

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