芥見先生はリトルトゥース? 『呪術廻戦』の“お笑いパロディ”がガチすぎる

リトルトゥース・芥見先生のオードリーパロディ

 作中ではほかにも羂索がFUJIWARA・原西孝幸のギャグをロジカルに説明したり、髙羽の術式の影響で髙羽と羂索が『M-1』そっくりな舞台で漫才をする姿も。審査員として松本人志や上沼恵美子らしき人物も登場していた。

 また作中でも多いのが、“オードリー”関連のパロディ。髙羽が住んでいる家は、オードリー・春日俊彰が長年住んでいた名物アパート・むつみ荘にそっくり。布団・こたつの位置や散らかり具合もそのままだ。髙羽が泣きながら見ていたテレビでも、オードリーの漫才が放送されていた。

 ちなみにナース服を着た羂索が死んだ魚に対して「ごりんのじゅうでございやしたね」とつぶやくセリフも、おそらく若林正恭の父が亡くなった時に春日が言ったという「残念な事でございやしたね」「ご臨の終でしたね」が元ネタだろう。

 作者である芥見下々先生は過去に自身が「リトルトゥース(オードリーのラジオのファン)」だと明かしているが、作中での描写やセリフを見るとお笑い自体がだいぶ好きそう。読者からも「物語関係ない小ネタで笑っちゃった」「芥見先生の好きなものパロディ、とにかく熱量が高くて良い」と好評のようなので、ぜひ今後も芥見先生の“好き”を詰め込んだパロディを楽しみにしていたい。

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