『東京リベンジャーズ』マイキーの名言といえば? 今振り返る天竺編までの最強エピソード

 現在アニメ第3期が好評放送中の『東京リベンジャーズ』。本作きっての人気キャラクターといえば、“無敵のマイキー”こと佐野万次郎だ。圧倒的強さとカリスマ性を持つ東京卍會の総長で、熱く仲間思いが伝わる台詞の数々も、同キャラクターの魅力の一つである。

 本稿では、「血のハロウィン編」から現在TVアニメ放送中の「天竺編」までのマイキーの名台詞、名シーンを紹介したい。

「だからオレが不良の時代を創ってやる」

 この台詞は、コミック1巻でマイキーが過去にタイムリープした主人公・花垣武道と友達になり語らうシーンでの一言。武道と自分の兄で初代黒龍(ブラックドラゴン)総長・佐野真一郎が似ているという話の中で、マイキーは「今は不良がダセーって言われる時代だろ?」と話す。マイキーにとっては兄が生きていた頃のかっこいい不良たちが憧れで、兄こそ超えたい存在なのだ。

 また、この「だからオレが不良の時代を創ってやる」という台詞は、聖夜決戦編で黒龍の10代目総長・柴大寿に勝利した際のマイキーの台詞「東卍(オレら)は時代を創る。黙って見とけ」の伏線にもなっている。

 黒龍は、8代目の黒川イザナの代以降に凶悪化し、10代目柴大寿の時代には、“殺人部隊”と恐れられるほど最狂最悪の暴力集団となってしまっていた。自分の兄が創設したかっこいい黒龍を、見る影もないダセー暴走族に変えてしまった大寿への怒りと、東京卍會が天下を取って新しい不良の時代を創る、というマイキーの決意が分かる一言だ。

「パーの親友(ダチ)やられてんのに"愛美愛主(メビウス)"に日和ってる奴いる?いねえよなぁ!!?」

 マイキーのかっこよさと友達思いの一面を象徴する台詞。ある時、東京卍會の参番隊隊長・林田春樹こと、パーちんの親友が、新宿を仕切っているチーム"愛美愛主(メビウス)"と揉めて襲われてしまう。パーちんは、隊長である自分が愛美愛主と揉めると東卍に迷惑がかかるのでは、と悩んで動けずにいた。

 しかし、マイキーはそんなパーちんの心配を察しながら、集会で隊員をあおる形で「愛美愛主を潰す」ことを宣言。これは、東京卍會創設時の「一人一人がみんなの為に命を張れる。そんなチームにしたい」という場地圭介の思いにも通じる台詞だ。

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