中島健人が演じる「松永純」はどんなキャラ? ドラマ化決定『リビングの松永さん』の魅力

 岩下慶子による人気ラブコメ漫画『リビングの松永さん』が、カンテレ/フジテレビ系「火ドラ★イレブン」枠でテレビドラマ化されることが決定。キャスティングが大きな話題になっており、タイトルにある「松永さん」こと松永純を演じるのは中島健人だ。多くのドラマ·映画で主演を務めてきた中島が演じる松永とは、いったいどんなキャラクターなのか。

 『リビングの松永さん』は、2016年から2021年にかけて少女漫画誌「デザート」(講談社)で連載されたラブコメ作品。家庭の事情で叔父が経営するシェアハウスに住むことになった女子高生の園田美己(ミーコ)が出会うのが、いつも共用スペースのリビングにいる松永純という男だ。

 変わりものばかりのシェアハウスの中でも異彩を放つ松永は、29歳のデザイナー。“カタブツ”という言葉が似合う無愛想な男で、言動に遠慮がないことから、一見ガサツで怖い大人に思える。

 出会いから最悪だ。シェアハウスに向かうミーコは、その道中でケータイに向かって怒鳴り散らす松永を見る。行き先が同じシェアハウスだと知る由もないミーコは、「怖い人につけられている」と勘違いして制汗スプレーで撃退……してしまうが、そこで叔父と合流し、勘違いだったことを知る。あとあとわかることだが、電話での口論も仕事に強いこだわりを持っているがゆえのことだった。

 そんな出会いから、誤解とすれ違いを重ねながら関係を発展させていく物語かというと、実はそうでもない。松永は年の離れた女子高生にとって「うざいおっさん」にもなりかねないパーソナリティだが、実は情が深く面倒見のいい性格であり、素直でいつも一生懸命なミーコは、すぐにその魅力に気づくことになる。

 最序盤のエピソードに限って記すと、効率的な荷解きを徹底指導し、お礼にミーコが作ったカレーを笑顔で「すげーウマい!!」と褒め、その夜、ケータイを落としたことに気づいたミーコが外出すると心配して駆けつけ、雨も降り出す中で必死に探し、発したセリフが「一緒に住んでんだから ピンチもシェアすんだよ」。松永に下心は全くなく、カレーに頬をゆるめた以外は一貫して無愛想だ。ちょっとおせっかいだけれど、信念があって頼れる大人の男、それが松永なのだ。

 そんな松永を1994年3月13日生まれの現在ちょうど29歳の中島健人がどう演じるのか。テレビの前で悶絶する視聴者が続出しそうだ。

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