『キングダム』熱かった“一騎打ち”といえば? 信vs輪虎から蒙武vs汗明まで、激戦を振り返る

蒙武vs汗明

 最後に紹介するのは、函谷関防衛戦にて描かれた蒙武と汗明の一騎打ち。「ドドンドドンドン汗明!!」がキングダム名言総選挙にエントリーし、少々ネタのような扱いを受けている汗明だが、蒙武にとってはターニングポイントとなる重要なキャラクターであることは間違いない。

 これまで蒙武は自らの武のみを頼りとした戦い方で、思うような戦果を残せていなかった。しかし、この戦いでは戦略を用いて軍を動かし、自らも武将として最大限の活躍を見せる。

 自称・中華最強を明言している両者の戦いは、力強さ、根性、迫力などは作中随一。この戦いをきっかけに蒙武は、秦国を代表する将軍へと成長を見せ、六大将軍の第二将まで上り詰めた。

 本稿では3つの一騎打ちを紹介してきたが、作中にはまだまだ強敵となる武将が数多く存在する。これらを超える一騎打ちが描かれる可能性も大いにある。772話では、秦と趙による番吾の戦いが開戦しようとしている。舜水樹や馬南慈、傅テイといった武将との一騎打ちが楽しみでならない。

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