『アイシールド21』大人気アメフト漫画の名シーンといえば?「凡人の逆襲がマジで胸アツ」「試合後の男泣きがたまらん」
原作・稲垣理一郎&作画・村田雄介による大人気アメフト漫画『アイシールド21』。最近では村田雄介が自身のTwitterで、21周年を記念した特別読切の告知アニメの一部を公開し再注目を集めている。
同作には多くの名シーンがあるが、今回はその中でも屈指の人気シーンを紹介していこう。
覚悟や努力で前に進む姿を描いた名シーン
同作はいじめられっ子だった主人公・小早川瀬那(セナ)が、パシリ生活で鍛えられた俊足とアメフトを通して成長していくスポーツ漫画だ。そのため気弱な少年・セナが覚悟を持って踏み出すシーンには、思い入れの深い読者が多いよう。
最初は「アイシールド21」と名乗り、自身の正体を明かさずに試合に出場していたセナ。原作18巻では関東大会出場をかけた大事な試合を目前に控え、ライバルたちの覚悟を知ることになる。そしてセナは初めて「小早川瀬那」としてピッチへと足を踏み入れるのだった。
「仮面のヒーロー」ではなくセナ本人として一歩を踏み出す姿は、多くのファンに勇気を与えた。また幼い頃からセナをかばってくれていた姉のような少女・まもりに初めて正体を明かす場面でもあるため、読者からは「今まで守ってくれてたまもり姉ちゃんから巣立つ瞬間だよな」「セナとまもりの関係性と信頼も感じられて好き」といった声も上がっていた。
同作の人気キャラといえば、セナが所属する泥門デビルバッツの主将・蛭魔妖一だ。派手な見た目と行動で、周囲からは卑劣で悪魔のような人物だと思われている。
無敵であるように描かれている蛭魔だが、実際は飛びぬけた身体能力を持っているわけでもなく、頭脳以外はいわゆる“凡人”。しかし才能のある選手と張り合うために努力を惜しまず、原作23巻の神龍寺ナーガ・阿含との対戦ではその努力が実を結ぶ結果に。
「結局最後にモノ言うのは基礎トレだ」「0.1秒縮めんのに一年かかったぜ……!!」と阿含からタッチダウンを奪うシーンは、「シンプルな努力で掴みとったタッチダウンっていうのが最高」「凡人の逆襲感があるのがマジで胸アツなんだよね」と多くの読者から人気を集めている。