世界30か国の朝、昼、夜ごはんから見える食文化が面白い 読んで作って旅するレシピブック

 世界各国の有名な料理は知っているものもあるが、普段はどんなものを食べているのだろうか? 各国の普段のごはんやおやつを通し、その国ならではの食文化をレシピとともに紹介した書籍『みんな、何を食べてるの? 世界の朝ごはん、昼ごはん、夜ごはん』(グラフィック社)が、2023年8月に発売予定。

 海外旅行に行っても、現地の人たちの普段の生活を知ることはなかなか難しいもの。食もそのうちのひとつ。本の制作に当たり、日本在住の外国人に、故郷の食習慣について調査した。そこで驚いたのは、世界の人々が続ける食習慣は面白いほどに多様だということ。

 日本では朝、昼、晩の3回の食事が一般的だが、昼を食べずに2食の国があったり、農村部と都市部では食べるものが違う国、朝から肉をガッツリ食べる国、断食のある国。また風土により、恵まれた食材が手に入る国、貧しい食材では反対に知恵を絞り、ひとつの食材から多くの料理を編み出す国など。

 本書では、世界30か国のそれぞれの国の朝、昼、夜ごはんとおやつを紹介。味の決め手となる調味料、それぞれの国の人々の食生活の知恵や食文化など、多様性をありのままに織り込み、読み物としても楽しめる。いつものごはんから見えてくる、その国をリアルに感じられる貴重な一冊だ。

書籍情報

書名:みんな、何を食べてるの? 世界の朝ごはん、昼ごはん、夜ごはん
著者:ニキズキッチン
発売日:2023年8月
仕様:B5 並製 総200頁
定価:2,750円(10%税込)
ISBN:978-4-7661-3785-9

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