櫻坂46・大園玲、新しい表情が詰まった1st写真集「美しい景色とともに、いろんな私を見てほしい」
4月18日、櫻坂46・大園玲の1st写真集『半分光、半分影』(光文社)が発売された。大園は、2018年8月「坂道合同新規メンバー募集オーディション」に合格したのち、坂道研修生としての活動を経て、2020年2月に櫻坂46(当時、欅坂46)の新2期生として加入。1stシングル『Nobody's fault』では新2期生唯一の表題曲歌唱メンバー入りを果たし、今年2月にリリースされた5thシングル『桜月』のカップリング曲『Cool』で初のセンターに抜擢されるなど、グループを引っ張る存在として活躍中だ。
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本作の発売日は、そんな彼女の23歳の誕生日。屈託のない明るさで微笑む22歳の等身大が写った作品となっている。舞台は、彼女自身が「行ってみたかった」という北海道の十勝、道東。また、彼女の出身地である鹿児島、そして意外にも初めて訪れたという種子島でも撮影されている。自然豊かなロケーションのなか、初の水着・ランジェリーカットにも挑戦。この記念すべき一冊を振り返りながら、撮影の思い出を語ってもらった。(とり)
地元の路面電車を貸し切りに
――1st写真集の発売、おめでとうございます。率直に、写真集を出すことが決まったときの心境はいかがでしたか?
大園:(写真集を出すことは)ひとつの夢だったのですごく嬉しかったです。私、グループに加入する前から写真集を見るのが大好きで。(乃木坂46の)西野七瀬さんや山下美月さんの写真集を眺めては、可愛いなぁって、よく癒されていたんです(笑)。でも正直なところ、お話をいただいた直後は不安な気持ちの方が大きかったです。
――えっ、そうなんですか?
大園:今の私には、一冊分をみなさんに楽しんでいただけるだけの表現力がないんじゃないかって。表情のバリエーションに自信がなかったんです。
――全ページ自分の写真だけで構成されると考えると、確かにそういった不安は出てくるかもしれませんね。自信をつけるために、何かされたことはありますか?
大園:とにかく身体づくりを頑張りました。自分が納得できる体型で撮影日を迎えられたら、表情にも自信が表れるだろうと思ったんです。まずは筋トレ。通わせてもらったジムで、トレーナーさんが「ここを鍛えたら、こんな体型になるよ」って完成形を教えてくださったので、すごくモチベーションになりました。合わせて頑張って食事制限も乗り越えた結果、半年間で8kgも痩せられたんです。本作を見ていただければ、北海道と鹿児島での撮影の間でも若干体型が変わっているのが分かると思います。我ながら、本当によく頑張りました(笑)。
――おーっ、すごいですね! 本気が伝わってきます。内容についても伺いたいのですが、撮影に向けて、大園さんから何かご提案は?
大園:地元の鹿児島と、鹿児島の中でも行ったことがなかった種子島で撮影したいとお願いさせていただきました。あとは、父が学生時代を過ごした北海道の道東地方にある帯広(おびひろ)にも行ってみたいと。すべて叶えていただき、感謝しかありません。
――写真集の撮影で地元に行かれるのはよく聞く話ですけど、お父さんの思い出の地にも行かれるのは珍しい気がします(笑)。
大園:父の思い出の地だから、というわけじゃないです。って、こんなこと言ったらお父さん悲しむかな(笑)。幼い頃に「帯広は本当に良いところなんだよ」と父から何度も聞かされていた影響で、ずっと行ってみたい場所のひとつだったんです。なかなか行けるタイミングがなかったので、この機会にお願いしてみました。
――大園さん自身、憧れの地だったんですね。
大園:はい。そういえば、父に「お父さんの母校でも撮影したよ」と伝えたら、「大学のどこで何を撮るの!?」と驚いていました(笑)。早くその写真を見せてあげたいです。
――他に、北海道での思い出はありますか?
大園:帯広にある美術館で撮影をさせてもらったことですかね。もともと美術館という場所が大好きなので、テンションが上がりました。HMV&BOOKS限定の表紙は、まさにその美術館で撮影しています。不思議な絵とともに撮っていただいたカットもあるので、ぜひチェックしてもらいたいですね。
あとは、撮影の合間に食べたジンギスカンが美味しかったことかな? そのときだけは、ダイエットを忘れて食に集中しました。スタッフさんに焼いていただいたお肉をひたすら食べるっていう(笑)。お姫さま状態で、すごく幸せでした。
大園:家族で訪れたことのある場所に撮影で来ているのが不思議な感覚でした。鹿児島に住んでいた頃に移動手段として使っていた路面電車があって、東京の山手線みたいに街中をずっと走っていくんですけど、その一両をまるごと貸し切らせていただいたのも思い出深いです。贅沢な体験でした。地元とはいえ、初めて行く場所でも撮影させてもらったので、より鹿児島を知れた喜びもあります。
――写真集の撮影では定番ともいえる種子島に行かれたのも、初めてだったんですよね。
大園:そうなんです。同じ鹿児島でも、種子島で見る海の美しさは格別でした。そこらの岩も層が綺麗で、まるで海外に来たような景色が広がっていて。本作では、北海道、鹿児島、種子島と、移り変わる景色にも注目していただきたいです。絶対、みなさんにも癒しが伝わるはずですから!