WBC侍ジャパンの優勝を野球漫画公式&作家も祝福! 「ページめくるのが止まらないような試合」「全員が最高やった」

 野球日本代表「侍ジャパン」が日本時間22日、第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の決勝戦でアメリカを破り、2009年以来14年ぶり3回目の優勝を果たした。不振に苦しんだ若き三冠王・村上宗隆がホームランを放ち、最後は世界の二刀流・大谷翔平がチームメイトでメジャー最高のスターであるマイク・トラウトを相手に空振り三振を奪うという、漫画のような一戦だった。

 野球漫画の公式SNSアカウントや作者たちも反応している。試合前から、『ROOKIES』の森田まさのりが「また漫画みたいな、ページめくるのが止まらないような試合を頼む!大谷のホームランは見開きで!勝利の瞬間はむしろ日本のパブリックビューイングの人達がドッと盛り上がるシーンを、俯瞰の引きの構図で画面を30度くらいに傾けた集中線ズババな見開きで!日本中が揺れるような演出で!見たい!!」と漫画家らしいツイートで盛り上げ、あだち充公式アカウントが「なかなか写真写りがよいよ、たっちゃん。」とラーズ・ヌートバー選手の写真を取り上げた決勝戦。勝利が決まった直後から、侍ジャパンに多くのツイートが寄せられている。

 『MAJOR』シリーズ(満田拓也)の公式Twitterは「侍ジャパン、WBC優勝おめでとうございます!」というシンプルな祝福の言葉とともに、試合のスコアを掲出。『ダイヤのA』シリーズの寺嶋裕二は、作品の公式Twitterで「凄い試合でした泣」と、こちらもシンプルに感動を表現した。

 『Mr.FULLSWING』の鈴木信也は、絵文字を交えつつ「しびれました みんなスゴイ!すごすぎて言葉がないです」とエモーショナルなツイートを投稿。『LIAR GAME』や『ソムリエ』などのヒット作があり、ダークヒーローの活躍が光る野球漫画『ONE OUTS』を手掛けた甲斐谷忍は、「侍ジャパン世界一!!!!!一!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と大興奮のあと、「いやもう全員が最高やった」と締めくくった。

 昨年のサッカーW杯カタール大会で、ドイツ・スペインという優勝経験国を撃破した日本代表にも言えることだが、今回のWBCでも”漫画家泣かせ”と言っていいドラマが紡がれた。この興奮に迫る作品の登場と、それを塗り替える選手たちの活躍の相乗効果に期待したいところだ。

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