【漫画メシ】『食戟のソーマ』『きのう何食べた?』……おしゃれ洋食からシンプルな和食まで、再現したくなる朝食4選
近年科学的な論拠もあり、朝食の重要性が見直されている。農林水産省の公式サイトによると、朝食を抜いて学校や職場に行くと、脳のエネルギーが不足して集中力や記憶力の低下につながるのだそうだ。
これは必要なエネルギーを生み出す栄養が補給できていないためで、朝食を抜くと午前中から集中力が散漫になったり、イライラするといったデメリットが生じてしまうことがあるという。
健康的かつ能率的に1日を過ごすために重要な朝食。漫画メシの世界でも、さまざまなものが登場している。
朝食エッグベネディクト『食戟のソーマ』
食戟のソーマで、卵を使った朝食をテーマに勝負した際、薙切えりなが作ったのが、エッグベネディクトだった。このエッグペネディクトはイングリッシュマフィンの上にオランデーズソースやポーチドエッグ、ハム、ベーコンなどを乗せて食べるものである。
薙切えりなはベーコンと半熟ポーチドエッグ、オランデーズソースに加え、魚卵であるカラスミのパウダーをかける。これにより味に深みが生まれ、食べた人々を絶賛させていた。
絶賛を浴びていた薙切えりなのエッグペネディクトはYouTubeでも再現されている。
アボカドツナチーズトースト『きのう何食べた?』
『きのう何食べた?』で、筧史朗が遺産相続の話をして矢吹賢二を傷つけたことを反省し、翌朝に出した料理の1つがアボガドツナチーズトーストだった。
玉ねぎを細かく刻み、マヨネーズとツナと混ぜたペーストを作り、食パンに塗る。さらに切ったアボガドを乗せ、とろけるチーズを大量に投入しオーブンで焼くというのが、ざっくりとした作り方だ。
アボガドと玉ねぎ入りのマヨネーズ、そしてパン。その相性は、かなり良いものがある。
卵かけご飯『あたしンち』
お母さんによる奇想天外な料理が多数登場する『あたしンち』。そのなかでタチバナ家のお母さんが朝寝坊した際に作る料理が卵かけご飯だった。
タチバナ家ではお母さんが朝寝坊をすると必ず卵かけご飯と味噌汁なのだ。娘のみかんから「また卵かけご飯?」と声をかけられると、「これが日本の朝食」と怒る場面も。息子のユズヒコは生卵が苦手で、目玉焼き丼にしていた。
お母さんは夕食でも買い物を忘れるなどすると、卵かけご飯を出す。朝も夜も卵かけご飯荷味噌汁という献立で、家族を呆れさせたこともある。
海原雄山の妻が作った朝食を栗田ゆう子が再現『美味しんぼ』
『美味しんぼ』の朝食対決で、栗田ゆう子が出したのが、かつて海原雄山の妻が作った朝食だった。
献立は牛乳と野菜サラダ、焼き立てパンとバター、そしてマーマレード。あまりにも平凡で、味方である東西新聞社の大原社主も「ホテルの朝食と変わらない」とつぶやいたが、山岡士郎と海原雄山はその凄さに気がついていた。
バターは出来上がってから30分以内の鮮度のもの、マーマレードは国産で無農薬。パンも焼きたてで、イースト菌を使用。すべてが最高のものを使った朝食で、和食の真髄を追求した海原雄山との対決に勝利した。
さまざまなバリエーションがある朝食。気分転換に漫画飯を採用してみると、新しい世界が広がるかもしれない。