『聖剣伝説 LoM』の名を冠した作品はゲーム&アニメだけじゃない 合わせて楽しみたい小説&漫画版

 本日10月7日深夜より、アニメ『聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-』が放送開始となる。

 本作はアクションRPGの金字塔『聖剣伝説』の30周年を記念して制作された、シリーズ初のアニメだ。シリーズ4作目の『聖剣伝説 Legend of Mana』(1999年/PlayStation)の印象的なシナリオ「宝石泥棒編」が美麗なアニメーションで楽しめるとあり、ゲームファンの間でも期待が高まっていた。

【先行公開】アニメ『聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-』OP映像 / anime [Legend of Mana] OP

 主人公は、女神に使命があると告げられる夢をよくみている、シャイロという少年。ある日、街で暴れていた双子の姉弟・コロナとバドに作物の収穫を手伝ってもらい、街に出かけることに。そこでシャイロは、緊迫した表情で人探しをしている瑠璃に出会うーー。

 アニメ化は初となる本作だが、これまでに小説版、漫画版が発表され、ファンを楽しませてきた。小説版は『聖剣伝説 レジェンド・オブ・マナ―あまたの地、あまたの人』として、2000年に初版発行。漫画版は『聖剣伝説レジェンドオブマナ』というタイトルで、上下巻の新装版が2008年に刊行されており、電子書籍化もされているため、手に入りやすいかもしれない。作者は、『キングダムハーツ』シリーズのコミカライズでも知られる天野シロ。その“原点”を知りたい人にもおすすめだ。

 ゲームにおいては、主人公の性別も選択可能で、発する言葉もごくごくわずかだった。プレイヤーが自身の物語として没入可能で、黎明期のRPGに多くみられる。小説版、漫画版では、主人公の知られざる思い、プレイ済みの読者にとっては、いわば“もうひとつの物語”が展開され、オリジナル要素を交えながら、ゲーム版をプレイしていない読者にもその魅力を伝えるものとなっている。

 ゲーム版が思い入れの深いファンを持つ名作だけに、アニメへの期待も高まる。世界観が気に入った人は、また違った魅力を持った小説版、漫画版も合わせて楽しんでみてはいかがだろう。

■アニメ『聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-』公式サイト
https://mana-lom-tc.com/

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