海賊船はどこだ? 水中考古学者のロマンが漫画でわかる『沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う』の魅力

 知られざる水中考古学者の驚きとロマンに満ちた日常を描いたノンフィクション、山舩晃太郎による『沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う』(新潮社刊)が話題を呼んでいた。そしてこの度本書の読みどころを、人気史漫画『ダンピアのおいしい冒険』で知られるトマトスープが漫画で魅力を紹介した内容が発表された。ワンピースとも通ずるような海賊船探しや古代船への探索物語。本書の魅力を漫画で読んでみよう。

■書籍内容紹介
英語力ゼロなのに単身渡米、ハンバーガーすら注文できず心が折れた青年が、10年かけて憧れの水中考古学者に。その日常は驚きと発見の連続だった! 指先さえ見えない視界不良のドブ川でレア古代船を掘り出し、カリブ海で正体不明の海賊船を追い、エーゲ海で命を危険にさらす。まだ見ぬ船を追うエキサイティングな発掘記。

■著者紹介
トマトスープ
多摩美術大学出身、主に中世~近世の世界史をテーマとした漫画を制作。2019年4月より、WEBメディア・マトグロッソにて17世紀に実在した冒険家のウィリアム・ダンピアをモデルとした『ダンピアのおいしい冒険』を連載、たちまち読者から大きな反響が寄せられる。2022年8月現在、単行本が4巻まで発売中。

山舩晃太郎
1984年3月生まれ。2006年法政大学文学部卒業。テキサスA&M大学・大学院文化人類学科船舶考古学専攻(2012年修士号、2016年博士号取得)。船舶考古学博士。合同会社アパラティス代表社員。西洋船(古代・中世・近代)を主たる研究対象とする考古学と歴史学の他、水中文化遺産の3次元測量と沈没船の復元構築が専門。

■書籍データ
【タイトル】沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う
【著者名】山舩晃太郎
【発売日】2021年7月15日
【造本】四六判
【本体定価】1,595円
【ISBN】978-4-10-354191-2
新潮社刊

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