プロ漫画家が「コンビニの商品」を擬人化すると? 慎本真先生の発想力がスゴい

 ユニークな実験動画を撮影することに定評のある、漫画家の慎本真(しんもと・しん)氏が、自身のYouTubeチャンネルで「プロ絵師と初心者でコンビニ商品“擬人化”対決!成功したら商品ゲット!【プロ漫画家イラスト漫画教室】」という企画動画を公開。この映像を受け、視聴者からは「皆さんの発想力が凄い」との声が寄せられている。

 慎本氏は「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」でゲスト講師を務めるなど、技術を伝えることに長けた作家だ。チャンネル登録者数が50万を超えるYouTubeでは、家族やアシスタントも出演するアットホームな動画を届け、初心者にもわかりやすいイラストや漫画の描き方を伝えている。

 今回の動画の趣旨は、コンビニで買えるお菓子や飲料水などを擬人化して、その商品名を当てることができたら、持って帰れるというもの。イラストを描く者は想像力を膨らますことが求められ、それを当てる者は作者の意図と商品のイメージを結びつけなくてはならない。

プロ絵師と初心者でコンビニ商品“擬人化”対決!成功したら商品ゲット!

 動画に参加するのは慎本氏のほか、アシスタントのエスくん&さいとう氏。まず赤城乳業が製造している定番の氷菓「ガリガリ君」を擬人化することに。慎本氏はソーダ味を意識したのか、髪の毛がブルーに染まった爽やかイケメンを描いた。ほかの2人からは「パッケージの絵に比べるとだいぶ痩せてない!?」と疑問があがったが、慎本氏は「ガリガリ君なんだから将来はガリガリになるでしょう!」と主張していた。

 続けて日清食品「カップヌードル シーフード」を擬人化した。慎本氏のイラストでは、サーファーを楽しむ男性が描かれ、「カップヌードル シーフード」のパッケージにつけられている茶色と青色がヒントに。この情報を受け、さいとう氏は正解していた。

 ほかにも多くの人が親しんでいる「じゃがりこ」「たけのこの里」「トッポ」などを擬人化。やはり発想自体がユニークな企画で、一緒に“どんな商品か”を予想することで、視聴者も楽しめる動画となっているのではないだろうか。

 ありとあらゆるものが「擬人化」され、キャラクターとして人気を博しているいま、物事の特徴をうまく掴み、デフォルメしてイラストに落とし込む能力は、漫画家やイラストレーターにとって、以前にも増して重要になっているかもしれない。気になる人はぜひ、慎本氏のチャンネルをチェックしてみよう。

関連記事