一見上手なクレヨン画、“おじいちゃん先生”の添削でどう変化? ポジティブに物事を伝える姿勢に共感集まる
目の前に広がる大好きな風景を絵に描いてみたいーー。そんな思いに駆られた経験のある方も多くいることだろう。しかしながら実際に描いてみると、イメージ通りに仕上がらなかったりもする。そういったときは誰かにアドバイスを求めたくなるものだ。
そんななか、YouTubeでは視聴者から寄せられた絵画を添削し、その映像を公開している水彩画家&絵画講師の“おじいちゃん先生”こと柴崎春通氏が人気を博している。先日放送されたMBS・TBS系情報番組『サタデープラス』でも特集され話題を呼んだ。海外からも高く支持されていて、チャンネル登録者数は116万人を超える。
そんな柴崎氏は、4月21日に「【柴崎の添削25】クレヨンで描かれた風景画。おじいちゃん先生がお直しするとどうなるか? !」と題した動画を公開。20代の方がダイソーで販売されているクレヨンで描いた、群馬・桐生が岡動物園から見た風景の絵を添削した。画材が手に入れやすく、水彩画や油絵と違い、思い立てば誰でもすぐに取り組めるものだ。
柴崎氏はいつも、寄せられた絵の魅力をじっくり評価する。「添削」は「自分ならこうする」というニュアンスが大きく、個性を評価し、伸ばそうという姿勢が共感を呼ぶ理由の一つだろう。今回の絵を受け、まず柴崎氏は「これ楽しそうに描いているね」と一言。この絵の1番良いところは楽しそうに描いてるというところだよね。明るい色で、素晴らしいですね」と評価した。
その上で柴崎氏は、絵の中にある「木」「家」「車」などが一見して判断しやすくなるように、それぞれをしっかりと描くことを勧めた。この絵を参考に柴崎氏が仕上げた作品は、ぼんやりしていた風景がクリアになり、より立体的な広がりを見せた。元絵のカラフルさはそのままに、あたたかな雰囲気も感じられる。