【漫画】神様への捧げ物となった少女、その運命は? 意外すぎる展開がTwitterで話題に

ーー不条理な世界のなかにある希望を感じた作品でした。創作のきっかけを教えてください。

雪狸:価値観の異なる存在が関係を深めていく。そんな作品が好きなんです。理解できないことに対する恐怖を感じながらも、少しずつ理解していく様子を描きたいと思い、女の子と神様の関係を題材とした作品を創作しました。

ーーTwitterに投稿された続編となる作品では、女の子と神様による微妙にかみ合わない様子に可笑しさを感じました。

雪狸:もともと、このシリーズはコメディ漫画として描き始めました。作品を投稿し続けるなかで女の子の価値観について描きたいと思い、本作はシリアスな物語にしました。

 また本作では神様と女の子だけでなく、人間同士の関係も互いに理解できていないものとして描いています。主人公である女の子は神様とも、村の人たちとも理解することができていません。

ーー価値観の離れた関係を描く理由を教えてください。

雪狸:単純に、そういった関係が好きだからです。個人の価値観はみんな違うからこそ、理解しようとする気持ちはその人を特別に思っている証だと思います。理解し合えたとき、たった1人の特別な存在になるということが私は好きなのかなと思いますね。

 その関係は恋人じゃなくても良くて、友人同士とか、人と人間でない存在による関係も好きです。過去には思春期の少年少女たちを描いた『少女花図鑑』という作品を描いていたのですが、次は人と人間ではない存在の関係を描きたいと思い、創作を続けています。

ーー村人であるおじさんたちの描写から怖さを感じました。

雪狸:おじさんたちは女の子の目線で描こうと意識していました。ほかの村人から見たらおじさんは怖い存在でないと思いますが、女の子から見たおじさんはゾッとする存在で……。そのことをビジュアルでわかるように演出したいと思いおじさんを怖く描きました。

ーー神様が登場するページからも怖さや迫力を覚えました。

雪狸:女の子にとって出会ったばかりの神様は、おじさんたちと同じく理解のできない存在であったはずです。そのため親しみを感じるのではなく、怖さも感じられる存在として神様を描きました。

 本作を描くにあたり、ラストの2ページを描きたいという思いがありました。物語の最後に女の子の価値観がひっくり返されるといった感情の変化。おじさんたちにとっては超常現象が起きたかのような恐怖を覚える存在であり、女の子にとっては救いの存在である対比。そんなことを描きたいと思っていました。

ーー創作活動を始めたきっかけを教えてください。

雪狸:漫画を描き始めたのは小学生のころでした。しかし徐々に描くことを辞めてしまって……。ただ社会人になってからやっぱり漫画が好きだなと思ったり、日々のなかでしんどさを覚えるなかで、少しずつ好きなことをかたちにしていきたいと思うようになりました。

 たまたま一緒に同人活動をしてくれる友達もいたので、作品を描いたり、同人誌の即売会に参加しながら、徐々に創作することが私の生活にとっての当たり前になっていきました。

ーー漫画を描くなかで感じる心情を教えてください。

雪狸:好きなものがかたちになることがうれしいです。完成したときのうれしさや達成感が、創作活動を続けるモチベーションになっていると思います。

ーー今後の活動について教えてください。

雪狸:再び商業的に漫画を連載したいという思いもありますが、Twitterに漫画を投稿しながら、自分の好きなものをかたちにしていきたいです。

■女の子と神様が出会ったあとのエピソードはこちら!
https://twitter.com/i/events/1458407559522492416

■雪狸さんのTwitter
https://twitter.com/seturi

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