牛の脂身丼、ニンニクスパゲティ、シャブスキー……『美味しんぼ』YouTubeで人気の再現メニュー4選

 料理漫画のパイオニア的存在である『美味しんぼ』。高級からB級まで、数多くの料理が登場し、読者を楽しませた。

 そんな『美味しんぼ』に登場した料理で、現在、YouTubeなどで頻繁に再現されているものを紹介したい。

牛の脂身丼

 山岡が、恋愛に鈍感な大城弁護士と、縁談の話が舞い込むと万引きをしてしまうという特殊な事情を持つお嬢様とをくっつけるために作ったのが、牛の脂身丼だ。

 まず高価な牛の脂身とこま切れ肉をフライパンで焼き、醤油と少量の酒で味をつける。ごはんの上にのせ、海苔をふりかけ、白菜をつけわせた逸品。大城弁護士は「脂身丼? 聞いただけで不吉な予感がしてきたな」と頭を抱えていたが、食べてみると「脂身ってこんなに上品な甘みがあったのか」と驚いていた。

 脂身丼は手軽さとおいしさから真似をする人が多く、YouTubeでも実践動画が多数上がっている。その味は、脂身が好きな人には、絶賛されている。

【飯テロ】 牛の脂身丼なるものがウマいらしいので作ってみた結果。

ニンニクスパゲティ

 25巻の究極対至高の「スパゲッティ対決」で、海原雄山が作ったニンニクスパゲティ。二木まり子にそそのかされ、見た目が豪華な生ウニといくらのスパゲティを出した山岡を完膚なきまでに叩きのめした。

 作り方は自家製麺にニンニクのみじん切りをオリーブオイルで炒め、玉ねぎのみじん切りも加え、最後にバターを加えるという実にシンプルなもの。しかしその味は絶妙で、いくらやアワビを乗せたスパゲッティを出した山岡に勝利した。

 手軽なレシピであることから作ってみる人が多いニンニクスパゲティ。食べた人々からはは「美味しい」「さすが雄山」という声が上がっていた。

漫画「美味しんぼ」に登場する至高のニンニクスパゲティが本当に美味しいのか実際に作ってみて検証してみた 結論、海原雄山は○○でした

シャブスキー

 尖りまくっていた初期の雄山。5巻ですき焼き専門店「牛松」ですき焼きとしゃぶしゃぶを「牛肉を一番まずく食べる料理法」「魯山人風のすき焼きを食わせてみろ」と切り捨てる。山岡ら東西新聞社のメンバーも偶然居合わせ、別室でそのやり取りを聞いていた。

 この牛松は性格の悪い男が遊んでいた二代目・松垣を追い出して経営していたもので、改心した二代目は「本家牛松」を開店。この松垣が花村典子の夫・三谷の知り合いで、山岡が経営再建に力を貸しており、店の目玉とするため山岡が考案したしゃぶしゃぶとすき焼きの良いところを合わせた「シャブスキー」を、雄山に食べさせる。すると雄山は驚くほど饒舌になりながら、その味を絶賛した。

 シャブスキーは美味しんぼを代表する料理だけに、ネット上でも多くの実践動画が上がっている。

【美味しんぼ】魯山人風すき焼き作ってみた!【後編】

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