“サザエさんの家”の時価評価額も算出? 「名作マンガの間取り」を再現し続ける不動産のプロがYouTubeに登場

 YouTube上で人気を博している、漫画関連のコンテンツ。人気作に登場する料理に必殺技、キャラクターのコスプレ&メイクまで、多くの“再現動画”が日々生み出されているが、8月17日、「名作マンガの間取り」を再現し続ける男=影山明仁さんを特集した動画が公開された。

30年で500本超、「名作マンガの間取り」を再現し続ける男 #楽待特集

 制作したのは、不動産投資サイト「楽待」の公式チャンネル。孤独死の現場で働く「特殊清掃員」に密着したり、一級建築士に人気ゲーム『あつまれ どうぶつの森』の建築について聞いたり、ときには業界の闇に迫ったりと、専門性の高い刺激的なコンテンツが多く、26.7万人のチャンネル登録を抱えている。

 詳しくは動画を観ていただきたいところだが、岩手県盛岡市で不動産業を営む影山さんが「アニメ・マンガの間取り」の研究をはじめたのは、約30年前。家族構成が『サザエさん』によく似ている一家の新居を建てる案件で、設計士が何回図面を出しても納得が得られなかったという。

 家族の意見がバラバラで収集がつかないなかで、ついには“サザエさん”に当たる若奥様が、「うちはサザエさんみたいな家族構成なんだから、まんまあの家を建てたらいいじゃない!」と、言い捨てて席を立ってしまう状況に。そこで影山さんは、シャレのつもりで2週間『サザエさん』を研究し、間取りを再現して図面化したものを見せたところ、一気に場が和み、その図面をベースに話がうまく進んでいったのだとか。

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