庶民の味方「チャーハンライス」とは? 『こち亀』両津が披露した“食の流儀”

鯛茶

 派出所を訪れた超神田寿司の鉄平から鯛をもらった両津。バイト経験を活かして捌くと、「贅沢に鯛茶にしようぜ」と中川に提案する。

 そして白胡麻をミキサーにかけると、醤油を入れて鯛の刺身を絡める。麗子が「ずいぶん簡単ね、ダシはいらないの?」と聞くと「簡単で早くてうまい。纏のところで仕事の合間に食べていた」と笑顔。

 両津は味をつけた鯛の刺身をごはんの上にのせ、熱いお茶をかけて食べる。これには高級志向の中川と麗子もその味を大絶賛。両津はあっという間食べ、「早く食べられるから商人向きなんだよ」と語った。(121巻)

 鯛茶漬けは高級料理として広く知られている贅沢料理で、若干作り方が異なるものの『美味しんぼ』71巻でも登場し、海原雄山がその味を絶賛している。下町から高級料理まで網羅する両津の知識は、さすがのものがある。

さまざまな分野を網羅した『こち亀』

 登場した料理を見ても、さまざまな工夫とほかにはない発想が入った『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。さまざまな出来事や料理を網羅した内容が、長年作品が親しまれる要因の1つといえそうだ。

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