恒松祐里、初の写真集で見せた大人の表情 『全裸監督』で共演の山田孝之「一緒に人生を歩んでいきたい」

 女優の恒松祐里が7月10日、渋谷·HMV&BOOK SHIBUYAにて『月刊 恒松祐里 優』の発売記念取材会を開いた。

【魅力あふれる『月刊 恒松祐里 優』の先行公開カット&会見の模様はこちら】

 ファースト写真集『月刊 恒松祐里 優』は、長崎県五島列島にある福江島と千葉のレトロラブホテルで撮影された作品だ。福江島は、恒松が映画『くちびるに歌を』で約1か月間過ごし、第2の故郷と呼んでいる場所。リラックスできる環境の中で、女優としてキャリアを見つめ直す旅のような撮影となった。一方、千葉のレトロラブホテルでは、恒松がニューヒロイン·千葉ミユキ/乃木真梨子役で出演している『全裸監督 シーズン2』の時代設定に合わせ、80年代後半~90年代前半の世界観でセクシーな大人の表情にも挑戦している。

©笠井爾示・小学館

 写真集のタイトルにもある「優」には、「優しい」のほかにも「淑やか」「演じる」といった意味が含まれている。五島列島編では優しさ、淑やかといった女性らしさを意識しながら、レトロラブホテル編では昔の誰かを演じて撮るといったテーマのもと撮影された。

 お気に入りカットにはラブホテルの一室にある青い部屋で撮った写真を挙げる。入ると身体が青くなる部屋で浮かべるもの哀しげな表情が自身でもお気に入りとのこと。またその部屋が『全裸監督 シーズン2』のロケ地として使用されていたことを現地で知り、「偶然にしてはすごい」と驚きの表情を見せた。五島列島編からは「光と影のバランスがすごい素敵」で気に入っている見開きの写真を紹介。そこには母親の「足と手が全部写っていて4本に見えるやつ」「顔は毎日見てるからこういうのがちょうどいい」という少し変わった理由からお気に入りに選ばれた経緯もあるようで、集まった記者陣の笑いを誘っていた。


 会見では、本人へのサプライズとして『くちびるに歌を』で共演した葵わかな、さらに『全裸監督』で主演を務める山田孝之からのコメントが代読された。「1人の女優さんとしてもとても尊敬していて、祐里らしく天真爛漫でありつつ、その作品やそのシーンに馴染んで生き生きとしている祐里のお芝居が大好き」という葵からのメッセージに、「友達を通り越して親友までいっちゃってるんですけど、私も彼女のお芝居がすごく好きでミュージカルとか大きな舞台に立っている彼女の存在感に感銘を受けているので、これからも仕事のこととかも相談しながら、一緒に人生を歩んでいきたいです……。なんか結婚の挨拶みたいになってるぐらい(笑)。そのくらい大好きです」と喜びをあらわにした。

©笠井爾示・小学館

 朝ドラ『わろてんか』(NHK総合)でヒロインを務めた葵だが、恒松も現在『おかえりモネ』(NHK総合)に出演中の朝ドラ女優。「(オーディションに)受かったことを伝えたらすごく喜んでくれて「頑張ってね」と背中を押してくれました。彼女が当時ヒロインだった時に「大変」と聞いていたので、(ヒロイン役の)清原果耶ちゃんを支えていこうっていう気持ちで現場に行っています」と撮影に向かう上での姿勢を明かす。

 山田からは『全裸監督』の“黒木風”でコメントが到着。「恒松さんとの濃密なお時間を生涯忘れることはないでしょう」「またきっと運命的な再会を果たすことと確信しております」という内容に、恒松は山田が演じる村西とおると自身が演じる乃木が最終話でばったり出会うシーンを説明した上で、「また山田さんともどこかの現場でばったり出会えたら嬉しいなと思います」と抱負を語った。

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