元NMB48谷川愛梨が語る、初のランジェリーカット 「小嶋陽菜さんに憧れて、勇気を出して挑戦してみました」

 元NMB48の谷川愛梨が6月23日、自身初の写真集『谷川愛梨1st写真集「愛梨」』を発売した。2019年12月にグループを卒業してから初の水着姿、そして自身初となるランジェリーカットを披露した渾身の一冊となっている。

 「幼い頃からポエムを書くことが好きだった」と語る谷川愛梨が自由にしたためたエッセイも12編収録されており、この一冊で彼女の素顔にどんどん近づくことができたような気がする。本インタビューでは、そんな記念すべき写真集について、こだわりや撮影の思い出などを聞いた。(とり)【インタビューの最後にプレゼント企画があります】

谷川愛梨さんの撮り下ろし写真はこちら

父からの教えに感謝

――谷川さんにとって初の写真集となった本作。制作が決まった段階では、どのような写真集にしたいと考えていましたか?

谷川:私、昔から文章を書くことが好きなんですよ。NMB48に在籍していた頃も、公式ブログの文章がポエムっぽいとよくファンの方から言われていました(笑)。卒業した今も、ファンクラブ用の公式ブログやTwitter、Instagramなど言葉を発信する場所はあるものの、ご時世的に誤解を与えないよう言葉を選ばなければいけないと思うと、なかなか更新しづらくなってしまって……。

 そんなときに、本作のお話をいただきました。エッセイも収録できると伺ったので、言葉にできずに溜め込んでいた想いをみなさんにお伝えするいい機会だと思いましたね。10編までと言われていたにもかかわらず、12編も書いてしまいました。ありがたいことに全部掲載していただきましたが、書きたかったことはまだまだ残っています(笑)。

――今の自分を伝える一冊になったと。

谷川:はい。今年で芸能生活10周年の節目ということもあり、子どもの頃の話から現在、未来について書かせていただきました。谷川愛梨の25年間を綴っているといっても過言ではないです。


――そのエッセイのなかで書かれている「恋愛禁止」がお父さんのエピソードだったことには驚きました(笑)。テーマだけ聞くとアイドル時代のお話かと思ったので。

谷川:私はNMB48に加入する前、まずお父さんに「恋愛禁止だ」と言われていましたから(笑)。なかなかいないですよね? 人生で2回も「恋愛禁止」と言われる人なんて。ただ、先にお父さんから言われていたためか、アイドル時代も恋愛したいと思うことはありませんでした。当時は「お父さんに言われるなんて、今時おかしくない?」なんて思っていましたが、今はアイドルになるための練習期間だったと捉えています(笑)。

――過去を振り返ったテーマだけでなく「空」や「星」という抽象的なテーマについても書かれています。ロマンチックですよね。アイドル時代の「ポエムっぽい文章」の名残を感じます。

谷川:エッセイにも書いてある通り、私はよく星からパワーを貰っているんですよ。ときどき星が綺麗な有名スポットに行くこともありますし、ロマンチックなことはわりと好きですね。

――詩的な感覚ですよね。その感受性や文章を書くことが好きになったきっかけって何だったんですかね?

谷川:NMB48に加入する前までは、よく村上春樹さんの小説を読んでいました。それがきっかけか、子どもの頃からポエムはよく書いていましたね。あとエッセイにも書いていますが、小学生の頃、お父さんから新聞の社説を読むように言われていたので、文章を書くことが好きになったのは、その影響もあるかもしれないです。

――社説ですか。小学生にしては難しい内容ですよね。

谷川:全く意味が分からないまま、毎日、嫌々読んでいました(笑)。ただ、お父さんに言われたことって全部今に繋がっているんですよね。恋愛禁止も結果的にはアイドルの活動に役立ちましたし、お父さんには感謝しています。

――最近お父さんから言われたことは何かあります? さすがにもうないですか(笑)。

谷川:いや〜、いまだにいろんなことを言われますよ。最近だと「Twitterの更新が少ない。ファンの方が減ってしまうから、ちゃんと更新しなさい」って言われました。私も私で、25歳にもなって反抗心が芽生えてきたんですよ。お父さんが言っていることは正論と分かっていながら「減らへんわ!」って言い返してます。子どもですよね(笑)。

――恋愛禁止やTwitterの更新について言及するお父さん、アイドルプロデューサーみたいですね。

谷川:本当、そうですよね! 多分、プロデューサー向いていると思います(笑)。

ヒートテックを8枚重ね着していた私が……

――撮影についてのお話も聞かせてください。今回、NMB48卒業後初の水着撮影となりましたが、やってみていかがでしたか?

谷川:久々の撮影で少し感覚を忘れてしまっていたこともあり、はじめは緊張しましたが、スタッフのみなさんが素敵な方たちばかりだったので、最終的には楽しく終えることができました。ただ私、胃下垂なのでちょっと食べただけですぐお腹が出てしまう体質なんですよ。本作の撮影では、初っ端からハンバーガーとポテトを食べてしまい、その後に水着の撮影をしたので大変でした(笑)。

――それは大変ですね(笑)。初のランジェリーカットはどうでしたか?

谷川:CMでお見かけしたこじはる(小嶋陽菜)さんの下着姿が美しすぎて、「私もあんなふうに着こなせたらなぁ」と、ずっと憧れがあったんです。同時に「やっぱり私にはできないかなぁ」と自信を持てずにもいて。でも今回初の写真集ということで、何か新しいことをやってみようと思い、勇気を出して挑戦してみました。いまだに恥ずかしくて自分ではちゃんと見返せていないです(笑)。

――ランジェリー以外にも幅広くいろんな衣装に挑戦されていて、どれも新鮮に感じました。

谷川:ありがとうございます。いちばん最初に着ている赤のギンガムチェックのワンピースは、アメリカの人形風をテーマに挑戦した衣装です。髪型もアメリカの人形風を意識して、目元にはキラキラをつけてもらいました。このようなコスプレっぽい撮影は今回が初めて。新しい自分に出会えた気がして、嬉しかったです。

――逆に、いちばん自分らしさが表れている衣装はどれですか?

谷川:最後の方で着ている私服っぽい衣装ですかね。2着あって、どちらも元町中華街で撮影したものになります。そうそう。このシーンに写っているワンちゃんとは撮影中に偶然出会ったんですよ。飼い主さんが「全然いいですよ」と言ってくださったので、一緒に撮らせていただきました。

――偶然とは思えないほど懐いて見えます(笑)。カメラ目線ですし、いい写真が撮れましたね。

谷川:どことなく衣装や髪型がワンちゃんの雰囲気と合っているから、撮影のために連れてきてもらったようにも見えますよね(笑)。かわいいワンちゃんでした。

――素敵な思い出になりましたね。

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