佐野ひなこ、開放感と希望に満ちたグラビア どこにいても絵になる表現力に迫る

『COLORS』

 ウッドデッキのベランダで、静かに海を眺めている。黒と白のストライプの水着に大きめのブラウスを羽織った佐野ひなこの表情はどこか虚で、まるで寝起きの一幕のよう。優雅な海から始まる朝は、なんともいえない開放感と希望に満ちている。そんな美しい光景を、佐野ひなこがより贅沢に見せてくれる。

 ときに活発で、ときに爽やかで、ときにまろやかで。親近感があるのにセレブリティにも感じる独特な華やかさが佐野ひなこのカラフルなグラデーションの本質かもしれない。どこにいても絵になる表現力。それでいて、飾っていない。何でもない表情を見せるとき、ものすごく近い距離にいるような感覚になる。そんな佐野ひなこが放つ豊かな色味(距離感)を直接肌で感じてみてほしい。

■とり
日々グラビアに勇気と希望をもらって生きており、 グラビアを熱くドラマチックに語るのが趣味。 読んだ後に心が豊かになるような文章を心がけています。 好物はカレーとサーモンです。Twitternote

■書籍情報
『週刊ヤングジャンプ』25号
定価:400円(税込)
出版社:集英社

関連記事