「キウイブラザーズ」大人女子の間でブームに? 女性ファッション誌がマスコットを付録にしたワケ

 キウイフルーツの輸出販売会社・ゼスプリの人気キャラクター「キウイブラザーズ」が、大人女子たちの間でブームとなっているようだ。5月28日発売の40代女性向けファッション誌『GLOW』7月号増刊に「キウイブラザーズ」のマスコットポーチが付録することが発表されるやいなや、予約が殺到して即完売。SNS上でも予約できた人の安堵の声や、できなかった人の悔しい声などが溢れ、発行元の宝島社は4月26日から急遽、追加予約を開始したものの、現在は売り切れとなっている。そもそもなぜ女性向けファッション誌である『GLOW』の付録に、「キウイブラザーズ」のマスコットポーチをつけることになったのか。宝島社に訊いた。

「2020年度CM好感度ランキング 作品別総合1位になったキウイブラザーズのテレビCM「好きなことを楽しみながら」篇が、コロナ禍で我慢している人、頑張っている人たちを癒しているというニュースを読みました。『無理をしないで、好きなことを楽しもう』というキウイブラザーズのメッセージが、『GLOW』の「わたしらしく、ゆるっと」の精神と共通していますし、編集部も『GLOW』世代が多いのですが、運動してすぐ疲れてしまうところも(ブラザーズは年齢不詳ですが)40代ぽいと共感しました。キウイブラザーズの大人女子への認知度をもっと高めたいというゼスプリ様のご希望ともマッチし、付録実施が実現しました」

ゼスプリ キウイブラザーズ マスコットポーチ『GLOW』7月号増刊(宝島社)

 また、付録の“こだわりポイント”を尋ねると、ゼスプリと宝島社、双方の熱いこだわりっぷりがひしひしと伝わる次のような答えが。

「マスコットポーチにした際、キャラクターのフォルムを忠実に再現することにこだわりました。綿の入れ具合や、ロゴの位置から、口のあき具合、瞳のパーセンテージなど細かいところまで何度もやりとり。ゼスプリ様に確認・監修をいただき再現性高いマスコットポーチが完成しました。質感は、ノベルティぬいぐるみよりややツヤ感のあるツルっとした仕上がりで、キウイブラザーズとしてのクオリティを落とさないように注意。ポーチファスナー部分に大人の女性に欠かせないリップ入れて、ちょうどいい大きさになります。ずっと見ていても飽きない可愛いさなので、おうちの様ざまな場所に飾って楽しんでいただきたいです」

リップなど小さめコスメを入れるとちょうどいい大きさに!『GLOW』7月号増刊(宝島社)

 最後に、今回のネット上での大反響について、再販の予定があるのかについて訊いた。

「ゼスプリキウイ様公式SNSでの告知や付録情報をチェックしてくださっているお客様の投稿が注目を集めるなど、大変大きな反響をいただきました。当社ECサイト宝島チャンネルでの販売分は予約受付にて完売。予約時にはサイトが混み合いアクセスしづらい状況となり、お問い合わせのお電話も繋がらないなど、お客様に大変ご迷惑をおかけしてしまいました。この場を借りてお詫び申し上げます。セブンネットショッピングでも現在は売り切れとなっております。」と陳謝。「販売を再開する可能性がございますが具体的な日程は現在未定で、再開有無についてはセブンネットショッピングサイトにおいてお知らせいたしますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです」とのこと。まだまだ、キウイブラザーズの人気は止まりそうにない。

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