ホームズの家、ピーターラビット作者の家……ありそうでなかった「英国の住宅」の本

 『日本でもできる! 英国の間取り』が、10月7日にエクスナレッジより発売された。

 SNSで話題になり、発売2日で重版が決まった本書は、今まであるようでなかった「英国の住宅の間取り」を紹介する1冊。著者が日英を行き来しながら7年の歳月を費やしてリサーチし、英国の住宅の真髄を集めた。

 名もない一般人が住み継いできた歴史が宿る家の魅力を、それぞれの家の住まい手との会話から紐解いている。英国ならではの文化や歴代の建築様式、地域性も丸わかり。豊富で色鮮やかなイラストは、眺めるだけでも楽しい気分に。間取りマニアが楽しむ書籍としてはもちろん、イラストや小説を手掛ける人にとっては資料としても役立つ1冊となっている。

■著者:山田佳世子プロフィール
甲南女子大学文学部英米文学科卒業。住環境福祉コーディネーターとして住宅改修に携わったのが建築との出会い。その後、町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー卒業、輸入住宅に従事する工務店で設計プランナーとして経験を積み、二級建築士取得。現在はフリーの住宅設計プランナーとして独立、定期的なイギリス住宅の訪問がライフワークとなっている。著書に『図説 英国の住宅』(河出書房新書)などがある。Instagram: kayoko.y0909

■書籍情報
『日本でもできる! 英国の間取り』
著者:山田佳世子
出版社:エクスナレッジ
発売日:10月7日
〈内容〉
Chapter1. イギリスにはどんな家があるの? 地域の素材で見る家の特徴/時代ごとに見る家の特徴/テラスハウスにもランクがある……
Chapter2. イギリスの家の魅せポイント 玄関廻り/窓廻り/暖炉廻り/照明の用い方……
Chapter3. ライフスタイル別 イギリス人の住まい方 空き部屋をつくらない/最初の家・次の家/時を超えたリノベーション/趣味に生きる男の家……
Chapter4. 訪問できる有名人の家の間取り ピーターラビットの作者の家/シャーロック・ホームズの家/“ダウントン・アビー"のロケ地ハイクレア城……
Chapter5. イギリスの住宅Q&A イギリスの家は方位を気にしない?/いつでも来客を迎える準備は万全?/LDKの間取りは人気ない?/収納はどうしているの?/アンティーク素材はどうやって入手するの?……

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