16歳で結婚と出産を決意……『今日好き』重川茉弥の家庭観とは? 応援したくなる“しゅんまや”の覚悟

 2019年4月にAemaTV(現ABEMA)で配信された恋愛リアリティショー『今日、好きになりました。ハワイ編』(『今日好き』)をきっかけに人気となり、番組を通じて付き合った1歳年上のしゅんくん(前田俊)と2020年6月に結婚、7月に出産した重川茉弥のファンブックが『あの日、好きになって470日 恋愛リアリティーショーのその後の話』(扶桑社)だ。

 重川茉弥は2004年生まれだから、16歳で結婚・出産。当然、SNS上で賛否両論が巻き起こった。

 この本を読むと、どういう経緯で番組に出演することになったのか、出演しながら何を考えていたのか、そしてどんな想いで出産を決意したのかがよくわかり、しゅんまやを好きな人たちはふたりのどこがいいと思っているのかもよくわかる。

『今日好き』コメンタリーとして読める

 『今日好き』は「2泊3日の恋の修学旅行」というコンセプトで「ハワイ編」「ソウル編」「済州島編」などを区切って男女5人5人をいっしょに過ごさせ、出会ってわずか3日で男女どちらかから告白し(どちらが告白するかは「○○編」ごとに異なる)、付き合うかを決める。

 この本は、ひとつには映像には描かれていなかった部分のコメンタリーとして楽しめる。たとえば、まや(重川茉弥)は『今日好き』のオーディションが事務所に所属して最初に受けたオーディションであり、初めての大きな仕事、しかも人生初の海外ということもあって緊張していたという。

 たしかにハワイ編1話を観ると、その時点ではあまりしゃべれていない。だからこそバスに乗るときまやからしゅんに声をかけて隣に席を取ったシーンは驚きがあったわけだが、その理由は「恋愛には積極的に行くタイプだから」と書かれている(しゅんは、番組で顔合わせがしたあと必ず出演者に聞く「第一印象」では女子人気が高かったが、まやが素速く動いたことでしゅんまやの距離は縮まった)。

 さらには寒かったときにしゅんがまやにパーカを貸してくれたときには「彼氏のパーカ」に憧れが強かったから嬉しかった、といったことも書かれている。

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