和牛キッチンの“神回”レシピ本、その実用性は? 水田「1レシピにつき4回は作ってほしいな」
Cookpad Liveにて料理番組『和牛キッチン 川西シェフ・助手水田』を生配信しているお笑いコンビ・和牛のふたりがこの度初めての単行本を上梓した。タイトルは番組名と同じで、内容は水田がかねてから出したかったと語るレシピ本。
料理人としての経験がある水田と、最初は手元が覚束なかったが回を重ねるごとにぐんぐん料理の腕が上達していった川西。撮り下ろし写真も多く、ふたりが実際に料理している臨場感が伝わってくる読み物としても楽しい1冊だ。
ふたりのファンが楽しめるのはもちろんのこと、牛スタ丼を作る際に余ってしまった卵の白身を有効活用できるようにスープのレシピが載っていたり、オムライスを作る際の卵に水溶き片栗粉を入れると固まりやすいなどのちょっとしたアドバイスがあったりと、かなり実用的なレシピ本となっている。「料理しててこういうとき困るんだよね」という細かいお悩みを丁寧に掬い取ってくれる。
メイン料理だけではなく、一緒に副菜やスープのレシピも掲載されている。なのでページを開くだけでその日の献立を考えなくていいのも魅力。そして特筆すべきは電子レンジを使用するレシピがとても多いこと。本格的な煮込み料理や作るのに手間がかかりそうなものも、電子レンジを使ってうまく工程を省いているので真似しやすい。ステイホームで料理の楽しさに目覚めた人はさらにステップアップができるはずだ。
合間に挟まるふたりの掛け合いも微笑ましい。とある回では川西が本番直前に暑くなってしまってセーターを脱ぎ、まさかのヒートテック姿で登場した。