『呪術廻戦』語彙が“おにぎりの具”だけの呪言使い・狗巻棘の言葉にできない気持ち

 今後の展開によってキーマンになり得そうな存在の乙骨を、狗巻は入学当初から気にかけていたとされる。その理由は、呪言を生まれたときから使えたため、呪うつもりのない相手を呪ってきたから。乙骨も、祈本によって呪いをかけられたのではなく、乙骨自身が祈本への執着心から彼女の死後に呪いをかけたのだ。そんな乙骨の境遇は、実は心優しい狗巻にとって看過できるものではなかったのだろう。

 呪術師としての特性から言葉数が極端に少なく、謎めいた印象の狗巻だが、乙骨との関係性からもわかるように、内には熱いものを秘めている。同じような境遇を持つ者と手を組むことで、さらなる魅力が見えてきそうだ。

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